🏦 経済

過熱景気の下では金融と実質資産の収益率に大差なく株式選考が続くというのだ。

インフレとは消費者が普段買っている日用品やサービスの値段が上がることをいい、インフレにも「良いインフレ」と「悪いインフレ」がある。「良いインフレ」の元では、企業が販売価格の上昇で儲かり、労働者の給料が増え、消費者は物価上昇による生活費増加を給料アップで吸収し、さらに家計購買力が上がり、商品の売れ行きが良ければ、企業収益の拡大となって好循環が起きる。

一方、悪いインフレとは、デマンドプルの伴奏なくコストプッシュ・インフレで仕入れ価格のみが上昇し、販売価格に転嫁できないまま企業業績が悪化して賃金が上がらず、商品値上がりが家計を圧迫する悪循環である。

日本は政府が物価高だけを指示するから、いつまでたてど悪いインフレの繰り返しである。