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【独自】渦中の高須克弥氏と河村名古屋市長を直撃 リコール署名偽造事件の真相は?
2021/05/06 07:05
署名活動団体の代表だった高須克弥(左)と事務局長だった田中孝博氏(C)朝日新聞社© AERA dot. 提供 署名活動団体の代表だった高須克弥(左)と事務局長だった田中孝博氏(C)朝日新聞社
愛知県の大村秀章知事のリコール運動をめぐる偽造署名事件で、大きな進展があった。
これまで関与を否定してきた活動団体の事務局長だった田中孝博氏が一転し、名古屋市内の広告関連会社へ「署名集め」を依頼したことを認めたのだ。だが、田中氏は合法的な「署名集め」の業務を依頼したと主張。「偽造署名の作成」は否定している。
その理由について田中氏は、リコール活動の代表だった高須クリニックの高須克弥院長が、SNSなどで「目標数に達する見込み」と発信していたことを上げ、「高須氏に恥をかかせるわけにいかなかった」などと説明しているという。
これまで業者への発注自体を否定し、佐賀市での書き写しも知らないと関与を否認してきた田中氏。なぜ、前言を翻したのか。活動団体の代表だった高須氏が記者の取材に応じた。
「田中さんが私に恥をかかせられないという発言をしていると、報じられたことは知っています。ああ、そうかねというくらいしか、(感想は)ありませんね。偽造署名に私が関与することなどありません。田中さんは、私が任命した司令官です。信頼を置いている」