🍜 北海道ラーメン

地元客集うラーメン横丁に　全１７店組織の新会長・高橋政広さん

01/12 22:30、01/12 22:35 更新







「横丁会」の新しい会長の高橋政広さん




　ススキノの中心部にあり、札幌名物のラーメンを求める観光客らでにぎわう「元祖さっぽろラーメン横丁」（札幌市中央区南５西３）。全１７店でつくる「横丁会」の新しい会長に１月から、高橋政広さん（４８）が就いた。任期は２年間。「常に変化し続けるススキノで、末永く愛されるラーメン横丁を目指したい」と力を込める。

　札幌出身。専門学校でデザインを学んだ後、東京の婦人服メーカーに就職。２６歳で札幌に戻って居酒屋を経営し、製麺会社「まるは製麺所」（恵庭市）の経営も担うようになった。その後、ラーメン横丁に自身の店「熊吉」を開いた。

　１９５１年誕生のラーメン横丁は近ごろ、中国人ら外国人観光客の来訪が増え始めた。しかし、「横丁はまず地元客に愛されてこそ。札幌の郷土料理と言えるみそラーメンのおいしさを今後も追求していきたい」という。札幌市中心部は、同じススキノのフードテーマパーク「札幌すすきのラーメン館」、ＪＲ札幌駅前の商業施設エスタの「札幌らーめん共和国」、行列ができる路面店などがしのぎを削る激戦区。恒例行事に成長しつつある「ラーメン半額の日」を充実させるなどし、地元密着を図る考えだ。

　「加盟店の意見に耳を傾けながら全員で知恵を絞っていきたい」。昨年までの計１０年間、強いリーダーシップを発揮した前会長とは違う姿勢で、横丁を引っ張っていく。（