🏓 卓球

みまひな　“命がけ”で日本一「ミスしたら指１本切る気持ちで…」

1/20(土) 19:01配信

デイリースポーツ
みまひな　“命がけ”で日本一「ミスしたら指１本切る気持ちで…」

女子ダブルスで初優勝した伊藤（左）と早田

　「卓球・全日本選手権」（２０日、東京体育館）

　世界を席巻した「みまひな」ペアが初の日本一に輝いた。女子ダブルス決勝で、世界選手権銅メダルの伊藤美誠（１７）＝スターツ、早田ひな（１７）＝日本生命＝組は、梅村優香（１８）塩見真希（１７）＝大阪・四天王寺高＝組に３−１で勝利し、初優勝を果たした。

　“覚悟の違い”で勝利をたぐり寄せた。１−１で迎えた第３ゲーム終盤。１０−５とリードした２人だが、４連続失点。１０−９まで追い上げられたが、ここで早田がバックハンドのショットを執念でねじ込み、会場中に響き渡る大きな声でほえながらガッツポーズした。

　試合を決定づけたシーンについて、早田は「ここでミスしたら指を１本切るくらいの気持ちで、命を懸けて点数を取ったので、自然と『わーっ』と声が出た」と振り返った。

　伊藤も「１０−６から追い上げられて、ここで何としても我慢しようと、自分も命がけで思いを込めて打った」と明かし、「私はホッとしたけど、ひなは大声を出していた。でもいつもこんな感じなのが自分たちの特長」と笑った。

　息ぴったりの同級生ペアは、今後に向けて「また世界選手権で組ませてもらえたら、次はしっかり優勝したい」と伊藤。全試合を終えた早田は「全日本の緊張感の中で優勝できたので、今度はシングルスでも頂点に立ちたい気持ちが高まった」と来年を見据えていた。