😎 不良・族全国

　警視庁は、末端価格約1億円分の覚醒剤などをビルの一室でせんべいの箱の中に隠して所持していたとして、覚せい剤取締法違反、大麻取締法違反、麻薬取締法違反容疑で指定暴力団稲川会系の組長らを再逮捕した。

　指定暴力団稲川会系五代目林一家傘下、中根組組長・中根守容疑者（63）ら3人は、横浜市のビルの一室に覚醒剤とみられる結晶約１．５kg、大麻約２０グラム、コカイン約１０グラムや、注射器２８００本、小分けの袋などを隠し持っていたとされる。白紙の郵送伝票も見つかったことなどから、同課は３人が密売も行っていたとみて捜査している。

　警視庁によると、中根容疑者らは覚醒剤をチョコレートケーキに隠し、中国から密輸した疑いで先月に逮捕されていたが、関係先を捜索したところ、せんべいの箱の中から小分けにされた覚醒剤とみられる結晶が見つかったという。

　中根容疑者ら２人は容疑を否認し、１人は認めている。警視庁は覚醒剤の入手ルートなどを調べる方針。