センターと県警によると、大平組は道仁会の2次団体。事務所はマンションの一室にあり、2001年から使用していた。複数の近隣住民から委託を受けたセンターが今月4日に仮処分を申し立て、同13日に使用差し止めの決定が出た。
代理訴訟制度は13年施行の改正暴対法で導入。国家公安委員会が認定した「適格団体」が住民の委託を受け、暴力団事務所の使用差し止め請求訴訟の原告となることができる。同制度を使った暴力団事務所の使用差し止め決定は全国で12件目。九州では16年9月の指定暴力団山口組系一道会の事務所(福岡市中央区)に続く2件目となる。
道仁会は06年5月、会長交代を発端に九州誠道会(現浪川会)と分裂し、両団体の間で抗争が激化。大平組を巡っては07年11月、当時の組長が久留米市内で射殺される事件が起きた。両団体は暴対法に基づく「特定抗争指定」が全国で唯一適用されていた。14年に指定は解除されたが、両団体は組織を立て直して活動を活発化させているという。
センターは「県警とともに関係者の保護対策に万全を期し、事務所の完全撤去に向け取り組む」としている。県は17年度、500万円を限度に暴力団事務所の使用差し止めに関する訴訟費用を助成する制度を創設。今回の申し立てで住民負担は発生しない見通し。
[匿名さん]
■監視カメラで住民に威圧感 組事務所のマンション
福岡地裁久留米支部が使用差し止めの決定を出した指定暴力団道仁会大平組の事務所は、福岡県久留米市の中心部のマンション一室にある。出入りする組関係者や、ベランダの監視カメラに威圧感を覚える住民も少なくなかった。
「カメラは玄関付近を向いており住民の出入りも撮影されていたようだ」と、近くに住む70代男性は話す。久留米市では道仁会の分裂や抗争で住民に不安が広がった。現在は沈静化しているものの、40代女性は「最近も若い組員がマンションに出入りしていた。危害を加えられたことはないが…」と言葉少なに話した。
県暴力追放運動推進センターの代理人を務める高松直史弁護士は「代理訴訟と併せ、費用助成制度が創設されたことで住民が訴えやすくなった」と話す。マンションそばには小学校や公園もある。久留米市の大久保勉市長は「暴力団壊滅に向けた取り組みに弾みをつける行動で、必要な支援は積極的に行いたい」とのコメントを出した。
西日本新聞社
[匿名さん]
道仁会系「大平組」事務所 使用禁止命令
福岡地裁久留米支部は5日、指定暴力団、道仁会系組長らを相手取り、代理訴訟制度を使って県の暴追センターが組事務所の使用差し止めを求めた裁判で、使用禁止を命じる判決を言い渡した。
福岡県暴追センターが使用禁止を求めていたのは、久留米市のマンションの一室にある道仁会系「三代目大平組」の組事務所。
2001年から組事務所として使われていて、2019年2月、福岡地裁久留米支部が使用差し止めの仮処分を決定し、組員の立ち入りや会合が禁じられた。だが撤去にはいたらず2019年8月、住民に代わってセンターが提訴していた。
福岡地裁久留米支部の岡田健裁判長は5日、「もともと暴力団どうしの激しい対立があり、今後も抗争を起こす可能性が高い」として、構成員の立ち入りを禁止するなど原告の訴えを全面的に認め、使用禁止を命じる判決を言い渡した。
[匿名さん]
筑後市 マンションの1室 道仁会系の組事務所 撤去を確認 福岡県
6/21(月) 20:15配信
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TNCテレビ西日本
テレビ西日本
警察は、福岡県筑後市内のマンションの1室にあった指定暴力団・道仁会系の組事務所が、撤去されたと発表しました。
警察によりますと、この部屋は数年前から組事務所として使われていたということですが、3年前、組員らを摘発したことを受け、住民に対し事務所の撤去を働きかけました。
その後マンションの管理組合は弁護士を通じて裁判所に競売を請求、事務所が不動産業者に売却され、6月18日、警察は事務所の撤去を確認しました。
暴力団事務所の撤去は2021年に入って2件目で、警察は県民と行政が一体となって暴力団排除の機運を高めたいとしています。
[匿名さん]
福岡県内で飲酒運転相次ぎ3人逮捕 19歳男は追突事故も容疑否認
北九州市の国道で酒を飲んで車を運転し、追突事故を起こしたとして19歳の男が逮捕されました。
県内ではほかにも男2人が酒気帯び運転の疑いで逮捕されています。
4日午前9時半過ぎ、小倉南区富士見の片側1車線の国道で、乗用車が道路脇に止まっていた軽乗用車に追突しました。
この事故で、軽乗用車に乗っていた女性が首に軽傷を負いました。
駆けつけた警察官が車を運転していた男の呼気を調べたところ、基準値の5倍近くのアルコールが検出されたため酒気帯び運転の疑いで男を現行犯逮捕しました。
逮捕されたのは若松区に住む19歳の男で、取り調べに対し、「酒を飲んで時間が経っていて、アルコールが抜けたと思った」と容疑を否認しています。
福岡県内では、ほかにも久留米市の宮元陸王容疑者と柳川市の中林実容疑者がそれぞれ酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されています。
[匿名さん]