🌊 北海道災害

札幌管区気象台によりますと、三陸沖にある発達中の低気圧の影響で、道内は大気が不安定な状態が続いています。
１９日の最大瞬間風速は、えりも岬で午前１０時半すぎに３３．４メートル、函館市で午前０時半すぎに２０．３メートルなどとなっています。
風のピークは１９日夕方ごろの見込みで、太平洋側の最大瞬間風速は海上で３０メートル、陸上の強い所で３５メートルと予想されています。
また、１９日午前１１時までの２４時間に降った雨の量は福島町千軒で７６ミリ、函館市川汲で６４．５ミリ、八雲町で５８ミリなどとなっています。
雨はピークを過ぎましたが、太平洋側では１９日いっぱい降り続く見込みで、気象台は暴風に警戒するとともに、大雨による土砂災害や河川の増水に注意するよう呼びかけています。
さらに、峠や山あいでは雪が降る所もある見込みで、２０日朝までの降雪量は、オホーツク海側と日本海側では５センチ、太平洋側で１０センチと予想されています。
日高と十勝を結ぶ国道２７４号線の日勝峠は積雪による交通障害のおそれがあるとして日高町千栄と十勝の清水町石山の間の３３．３キロが１８日午後８時から通行止めになっています。
新千歳空港や各フェリー会社によりますと、これまでのところ、雨や強風による欠航はないということです。
また、ＪＲ北海道も平常通り運転しているということです。

荒天続く道内　道東、十勝管内の峠で降雪も
05/19 14:46 更新
北見市留辺蘂町の石北峠は早朝まで雪が降り、道路脇には積雪も＝１９日午前６時１５分（岩崎勝撮影）
北見市留辺蘂町の石北峠は早朝まで雪が降り、道路脇には積雪も＝１９日午前６時１５分（岩崎勝撮影）

　発達した低気圧が通過している影響で、道内は１９日、太平洋側西部を中心に強い風雨となった。オホーツク、十勝管内の峠などでは雪が降った。荒天は２０日早朝まで続く見込みで、札幌管区気象台は凍結路面による交通障害や土砂災害への警戒を呼びかけている。

　気象台によると、１９日正午までの２４時間降水量は渡島管内福島町千軒７３ミリ、函館市川汲６１・５ミリなど。最大瞬間風速は日高管内えりも町襟裳岬で３３・４メートルを記録した