JR東海は5月30日、東海道新幹線で運用している「軌道状態監視システム」の次期システムを、6月から確認試験車のN700Sに搭載することを明らかにした。
「軌道状態監視システム」とは、軌道の状態を営業列車で計測し、集められたデータをリアルタイムに運行指令などへ送信するシステムで、軌道の日々の状況を把握しての保守作業を可能にしている。
現行のシステムでは、レールの上下方向のずれのみしか計測できず、70km/h未満での計測が困難だが、次期システムでは加速度計やレーザ変位計、ジャイロといった汎用のセンサーを組み合わせて、左右方向のずれや左右レール間の距離・高低差も計測できるようになるほか、独自に開発した演算プログラムにより最低30km/hからの計測が可能になる。
これにより、保守作業の時期をより適切に選ぶことができるため、乗り心地がさらに向上するとしている。
[匿名さん]
新幹線が時速360キロに挑戦 JR東海、海外に照準
朝日新聞 2019年1月1日06時24分
東海道新幹線の新型車両N700S=2018年3月10日午前11時23分、浜松市
JR東海は、2020年度に東海道新幹線で導入をめざしている新型車両N700Sについて、営業仕様の新幹線で同社として過去最速の時速360キロの試験運行を19年中に実施すると発表した。車両性能の高さをPRし、新幹線の海外輸出に弾みをつけたい考えだ。実施の時期や場所は未定。
[匿名さん]
R東海は1月25日、確認試験車による走行試験が行なわれているN700Sの量産車の営業運行を2020年7月に開始する予定であることを明らかにした。工事費(車両制作費、検修部品費など)総額およそ2400億円をかけて、2020〜2022年度に40両が製造される計画。
N700Sは、先頭車に走行抵抗を低減した「デュアルスプリームウィング形」と呼ばれる先頭形状を採用する、東海道新幹線次世代の「標準車両」とも言える車両。フレキシブルな編成を構築することが可能で、量産車では安全性や安定性、異常時対応力、快適性や利便性、ランニングコストの削減が一層強化される。
[匿名さん]
実現しない360km/運転、なぜ東海道新幹線で試験したのか スピードアップの予定無し
2019年6月7日 6時10分 乗りものニュース
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R東海の次世代新幹線電車「N700S」が360km/h運転に成功。その試験列車へ乗車しました。しかし、285km/hである東海道新幹線の最高速度がアップする予定は、全くないとのこと。ではなぜ試験をしたのか、キーワードは「標準車両」です
■深夜、最終の下り営業列車が行ったあとに…
2019年6月6日(木)の深夜23時50分ごろ、最高速度が285km/hであるはずの東海道新幹線を、360km/hで駆け抜けていく列車がありました。2020年7月上旬の営業運転開始に向け、試運転を行っているJR東海の次世代新幹線電車「N700S」です。
JR東海はこの日、今回で5回目になるN700Sによる360km/h運転の試験を、米原駅(滋賀県米原市)から京都駅までの区間で実施。その内容を報道陣へ公開しました。
360km/h走行に向け、米原駅で発車を待つN700S(2019年6月6日、恵 知仁撮影)。
米原駅でN700S試験列車に乗車。すると、車内の通路ドア上にある液晶の情報表示装置が、「試運転647号 京都行」「TRAIL No.647 Kyoto」という交互表示と合わせて、リアルタイムで走行スピードを表示する“速度計”になっていました。今回の速度試験のために設けた設定だそうです。
[匿名さん]
連日のように試運転していたN700系確認試験車J0編成が浜松へ。
'19.9.13 東海道新幹線 掛川〜浜松
連日の様に東京〜新大阪間、東京〜博多間で試運転走行をしていた新幹線N700S確認試験車[J0編成]が、車体清掃や一部検査のため、小雨降る9月13日、東京〔JR東海東京交番検査車両所〕から浜松〔浜松工場〕へ回送された。
[匿名さん]
来年デビュー「N700S」 普通車全席にコンセント
朝日新聞社 2019/10/30 11:31
N700Sでは、普通車のひじかけにも全席にコンセントを設けた© 朝日新聞社 N700Sでは、普通車のひじかけにも全席にコンセントを設けた
東海道新幹線で13年ぶりのフルモデルチェンジ車両となる「N700S」の報道関係者向け試乗会が30日午前、東京—豊橋間であった。東京五輪・パラリンピック開幕直前の2020年7月にデビューの予定だ。
N700Sは、現在の主力車両「N700A」によく似たデザインだが、先頭車の両サイドが角張っているのが特徴だ。「S」は、N700系シリーズで「Supreme」(最高の)車両を意味しているという。
車内設備では、これまでグリーン車専用だった機能を普通車のシートにも採用した。全席のひじかけにコンセントを設けたほか、リクライニング機構は背もたれを傾けると連動して座面が沈み込むようになった。また、大型荷物の事前予約制が20年5月中旬から始まるのに合わせ、デッキに大型スーツケース2個を収容できる鍵付きの荷物置き場をつくった。
最高速度は285キロ(東海道区間)でN700Aと変わらないが、床下機器の小型化で生まれたスペースに新たにリチウムイオン電池を搭載。地震で停電した場合でも安全な場所まで自走できるようになった。さらに、これまで8種類あった車両種別を4種類に減らすことで、16両から12両、8両編成への組み替えを容易にし、海外に売り込みやすくしている。(細沢礼輝)
[匿名さん]