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「【北朝鮮船漂着】佐竹敬久・秋田県知事「捜査の機会を逃がした」 北朝鮮船行方不明で県警を批判」というニュースが飛び込んで目を疑った。
11月23日、午後１１時２５分頃、秋田県由利本荘市の船舶係留施設「本荘マリーナ」付近に不審者がいると１１０番があった。これがすべての発端だった。
駆け付けた由利本荘署員は、国籍不明の男性8人を緊急確保した。彼らは、「北朝鮮から来た。イカ釣り漁をしていて船が壊れた」 と話した。マリーナ付近には、漂着した粗末な木造船があった。
秋田県の地元では、近年の日朝情勢と、相次ぐ不審船漂着の事実から戦慄が走ったが、今回の一件は単なる向こうの漁民の事故ということでほっと胸をなでおろしていた。
ところが、ことはそれだけでは済まなかった。あるはずの漂着船が姿を消したのだ。
秋田県では昭和５６年に男鹿市の海岸で、北朝鮮で１カ月間の工作員教育を受けて戻ってきた在日韓国人の男が逮捕され、朝鮮労働党作戦部に所属する「戦闘員」と呼ばれる案内役の工作員２人が逃走する「男鹿脇本事件」が起きるなど、１９６０年代から８０年代にかけて北朝鮮工作員の潜入・脱出事件が数多く確認されている。
今回の8人もおとりで、いわゆる「戦闘員」を、日本側が油断したすきに潜入させたものとみられる。
船体については、証拠隠滅のために、別の工作員が爆破あるいは破壊し海底に沈めたであろう。
日本の警察は事なかれ主義なので、これ以上の捜査もしないだろう。
8人のおとりも、さしたる拷問もなく、北朝鮮に比べれば甘い取り調べだ。簡単には口を割らないだろうし、日本政府の複雑な事情から無罪放免で送還されるとみられる。
ちなみに「戦闘員」は、ハイノリといわれる行為によって日本人になりすまし、日本社会に潜入する。なりすまされた日本人は、文字通り消される。
つまり、「戦闘員」が入り込んだとなれば、必ず日本人の誰かが犠牲になるのだ。
日本人は、攻撃を受けている。そしてそれについては誰も守ってくれない。