ボクシングのヘビー級3冠王者藤本京太郎(33=角海老宝石)が、20日付で日本と東洋太平洋の両王座を返上した。
日本ボクシングコミッションが29日に発表した。今後は3度防衛中のWBOアジア太平洋王座は保持しながら、悲願の世界挑戦に向けて専念していくという。WBAでは世界11位にランク入りしている。
[匿名さん]
ボクシングの角海老宝石ジムは13日、都内で会見を開き、WBOアジアパシフィック・ヘビー級王者の藤本京太郎(33)が12月21日(現地時間)に英国ロンドンでWBOインターナショナル同級王者ダニエル・デュボワ(22)=英国=にWBC同級シルバー王座決定戦も兼ねて挑戦すると発表した。両王座は日本では未公認だが、日本のヘビー級選手が挑戦するのは史上初となる。
11年にK−1ヘビー級王者からボクシングに転向してから8年。自身の活躍によって56年ぶりに復活した日本同級王座に就き、世界ランカーとなるなど、ヘビー級の道を切り開いてきた京太郎にビッグチャンスが訪れた。
相手陣営から京太郎を名指しでオファーがあったという一戦。マネジャー萩森健一氏は「今までリスクを冒さないで(世界)挑戦を待って、何回かチャンスはあったがうまくまとまらなかった。攻めに行ってチャンスをつかむ戦略の転換があって今回の試合につながった」と経緯を説明し、「事実上の指名挑戦者決定戦。勝ったら1年以内に世界に挑戦と思う」と意義を強調した。
さらにファイトマネーについて、具体的な金額は明かさなかったものの「ヘビー級世界戦の挑戦者並み」と明言。日本で盛んな軽量級では数千万円が相場だがヘビー級は別格といわれ、1億円の大台に達すると見られる。
京太郎は「ほんと長かった、ここまで。ボクのモチベーションは格闘技界の最低ライン。その中で周りの人が支えてくれたのでここまでやってこれた。ボクシング人生の一つの区切りになるのは間違いない」と感慨深げ。集大成かと問われると、「舞台としてはそうなる。アジア人の無名のヘビー級が世界に向かって行く。ロッキーのような気持ちで戦いたい。人生変えたい」と意欲を示した。
相手のデュボワは196センチの長身で、13戦全勝12KOの戦績を残し、次代の世界王者と期待されている。京太郎は「先日ビデオ見たら、恐ろしく強い。身長も10センチ以上デカいし」との印象を抱き、「勝利のイメージは正直ない。今まで勝つと思って戦ったことが一度もない。自分自身の素で挑む。自分の良さ、足を止めずに向かって行ければ」と話した。
今週中にも米ロサンゼルスで合宿を始め、身長2メートル級の選手とスパーリングを行う予定。「まずはアメリカに行って大きい選手とやって手応えつかみたい」と目を輝かせた。
[匿名さん]
ボクシングWBA世界ヘビー級12位でWBOアジア・パシフィック同級王者藤本京太郎(33=角海老宝石)が14日、21日に英国ロンドンで行われるWBO世界同級6位ダニエル・デュボア(22=英国)とのWBOインターナショナルタイトルマッチ、WBC同級シルバー王座決定戦に向け、羽田空港から出発した。
両タイトルとも日本では非公認だが、日本人のヘビー級選手が挑戦するのは史上初。この一戦に勝てば世界挑戦が近づく。「日本人としてあの舞台に立てるのはすごくありがたいこと。自信もっていきたい」と語った。
国内ではスパーリングの相手に困るため、10日までの約3週間米国に滞在し、米国ジム所属の強敵らと約60回のスパーリングをこなした。「強い人ばっかりで大変でしたけど、一つ乗り越えられた」。相手のデュボアはアマ69勝6敗、プロ13戦全勝12KOの英国期待のホープ。しかも身長は183センチの藤本より13センチ高い。厳しい戦いが予想されるが、「僕が粘り強く後半にもっていければ勝機が見いだせる」。足を止めずに出入りし、相手のいら立ちを誘う作戦だ。
出発前の13日夜には、後頭部の髪に日の丸を刈り込んだ。「日本背負ってるタイプじゃないんですけど、一応日本人として…。こういう髪形とか派手な格好であっけなく負けるのは恥ずかしいので、しっかり勝たないと」と自分にプレッシャーをかけた。
[匿名さん]
藤本京太郎は2回KO負け WBOインターナショナル王座奪取ならず
[匿名さん]
ボクシングの大橋ジムは20日、8月26日に東京・後楽園ホールで開催する興行の全カードを発表した。
メインイベントの東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦ではキックボクシングK―1の元王者でボクシング転向後4戦すべてKO勝利の武居由樹(26)=大橋=が16勝(10KO)2敗の同級王者ペテ・アポリナル(27)=フィリピン=に挑戦する。
アンダーカードではアマ10冠の今永虎雅(22)=大橋=がフィリピン選手と対戦する。今永は6月29日に2回KO勝ちでプロデビューしており、中2カ月足らずとハイペースでの2戦目となる。
[匿名さん]