🐯 阪神タイガース総合

今月24日に開かれるﾄﾞﾗﾌﾄ会議で､阪神が大阪桐蔭の森友哉捕手(18)の１位候補固めていることが22日､分かった｡近年は生え抜きの捕手が育たず､正捕手不在に悩まされる虎｡1位は即戦力投手､九州共立大の大瀬良大地投手(22)を指名する方針を示していたが､ここにきて強肩強打の高校No.1捕手を指名する｡

2003､05年と2度の優勝を支えた矢野(現野球評論家)が2010年に現役引退して以降､定まらない虎の正捕手｡8年連続V逸の要因のひとつといえるｳｨｰｸﾎﾟｲﾝﾄを埋めるべく､阪神が､大阪桐蔭の森をﾄﾞﾗﾌﾄの１位指名することが分かった｡

｢いい捕手なのは間違いない｡肩も強いし､打撃も光るものがある｣と球団関係者｡
今秋のU-18世界野球選手権では日本代表の主将も務め､打点王と活躍も見せた｡1ﾒｰﾄﾙ70と大柄ではないが､その強肩強打ぶりで高校の先輩、藤浪とのバッテリーを狙う｡

ｾﾝﾀｰﾗｲﾝの強化へ-｡阪神は今年のﾄﾞﾗﾌﾄの最優先を即戦力投手とし､今月11日のｽｶｳﾄ会議では､九州共立大の大瀬良を1位指名する方針を固めた｡同時に､優先順位として次に浮上するのが生え抜き捕手だ｡

これまでも虎は､球団幹部が森を直接視察するなど“本気度”を見せてきた｡

虎の“ｱｷﾚｽ腱”が捕手事情だ｡10年にﾒｼﾞｬｰ帰りの城島､11年にFAで藤井彰､そして昨年もFAで日高を獲得｡生え抜きの捕手がなかなか育たないなかで､毎年のようにﾍﾞﾃﾗﾝを補強してきた｡今季終盤には7年目の清水の先発起用も増えたが､ｸﾗｲﾏｯｸｽ･ｼﾘｰｽﾞでは再び藤井彰が先発ﾏｽｸ｡日高も加えた3人制で144試合を乗り切ったが､絶対的な正捕手不在が､浮き彫りになった｡

昨年のﾄﾞﾗﾌﾄでは小豆畑を獲得したが､まだまだ打撃面に物足りなさが残る現状｡今年こそ､将来を任せられる捕手を狙う｡


こんな記事が出てほしい