2021.1.14 10:16
中山雅史、引退の「2文字は使いません!」 報ステで三浦知良との約束明かす
中山雅史、引退の「2文字は使いません!」 報ステで三浦知良との約束明かす
沼津で現役復帰していた中山雅史
沼津で現役復帰していた中山雅史【拡大】
元日本代表FW中山雅史(53)が13日、テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜後9・54)に生出演。古巣ジュビロ磐田のトップチームコーチに就任し、第一線を退くことを報告した。
スポーツコーナーに登場した中山は「私、中山雅史は昨シーズンをもちましてアスルクラロ沼津を退団し、プレーヤーとしてのトレーニングをひとまず、ひとまずお休みさせていただきまして、今シーズンはジュビロ磐田のコーチとして活動していきたいと思います」と発表。約30年間の現役生活について「いろんなことを経験させてもらった。自分の感情、喜怒哀楽を最上級に現わすことができた、幸せな30年だった」と振り返った。
そして、「自分の心の中でもう区切りがついたという感じなんですか?」という質問には「いえ、未練はあります」と回答。「自分のレベル、未熟さ、拙さ、そういうものも感じてる」とした上で、“引退”という言葉を使わない理由を「みなさんがその言葉を使うのは全然構わない。でも自分が使うと逃げ場がなくなりそうで怖さがあって。それを守るため、自分のリスク管理です」と説明した。
そして、1学年上のJ1横浜FCで活躍するFW三浦知良(53)にも報告したそうで、「カズさんから『カテゴリーを下げてもやりたい、2トップ組もう』って言われました」とやりとりを明かし、「だから2文字は使いません!」と力強く宣言していた。
[匿名さん]
黄金期の守備、数的不利練習で伝授 ジュビロ磐田・鹿児島キャンプ
(2021/2/5 11:50)
競り合いをみせるDF大井(左)とMF大森=鹿児島市の白波スタジアム
競り合いをみせるDF大井(左)とMF大森=鹿児島市の白波スタジアム
J2磐田は攻撃側が数的有利、守備側が数的不利な状況を想定した練習を繰り返した。ハーフコートで守備6人対攻撃7人、さらに守備7人対攻撃8人で対戦。守備側はボールを奪った後に三つのミニゴールのうちのどこかに入れれば1点。攻撃側は通常のゴールに入れれば1点のルールで競った。
守備側は服部コーチ、攻撃側は中山コーチが率いた。服部コーチが「(パスを)回されても慌てないように」と選手にアドバイスを送れば、中山コーチは「(今のプレーは)悪くない、悪くない」などと鼓舞した。
守備のスペシャリストとして1996年アトランタ五輪ブラジル戦の完封勝利に貢献した服部コーチと、98年フランス大会でワールドカップ(W杯)日本代表初得点を決めた中山コーチによる対戦は熱を帯びた。失点したチームがその都度ジャンプする罰ゲームの数は攻撃側が多かった。
服部コーチは「ゴール前に張り付けばある程度守れるが、それは求めない」と選手に伝え、磐田の黄金期のように組織的に相手からボールを奪い返すすべを伝授している。DF大井は「数的不利でも(練習では)意外に守れてしまうが、試合ではそうはいかない。そういう場面の練習をしておけば本番でも落ち着きが出る」と練習の意図をくんだ。
■ゴン教室連日の盛況
全体練習の最後は守備陣と攻撃陣が別々に課題の克服に取り組んだ。攻撃陣は中山コーチが指導。前線に縦パスを入れた後、ペナルティーエリア外から1タッチでシュートを放つ練習を行った。
10人が5分以内にそれぞれ何点決めるかを競い、「ビリから何人かは言わないが」と中山コーチは罰ゲームをちらつかせながら「タイミングと動きの質だよ」と注意点を挙げて始まった。だが、枠内へのシュートが少なく、「GKの練習にならないよ」と同コーチは苦笑い。
各選手のゴール数を確認後、中山コーチは1本も決められなかった2人と一緒に腕立て伏せを10回行った。
[匿名さん]