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■競馬におけるオッズとは何を表すか
どうも、逃げ馬と仲良くしたらまた当たってしまったオジサンです。

谷川岳S、ウインガニオンおいしかったですね。

さて4回目のお題は「人気・オッズ」である。

あなたはオッズをどのように活かして競馬を楽しんでいますか。

確率ですか、ジンクスですか、資金配分ですか。

そもそも、あなたはオッズに何を感じますか。

■人がつくったニオイを感じなければ当然負ける
オッズが無機質な数字の羅列に見えている間は、競馬でいい思いをすることはまずない。

オッズは人がカネを投じて築き上げた「偶像」であり、ゆえに人はコロコロ騙される。

ここに同じクラスの馬が2頭いる。

5ｰ5ｰ2ｰ2着ときて単勝2倍の1番人気馬
2ｰ2ｰ5ｰ5着ときて単勝10倍の5番人気馬

はい、あなたはどっちの馬を買いますか？

オジサンは即答する。

「単勝10倍の馬」を1万円！と。

もちろんごく単純に考えてのことだ。

同クラスで2着になる力があって、オッズは5倍離れている。

いや、このケースならみなそう答えるはず。

しかし馬柱を見た瞬間、この意識がどこかへ飛んでしまう人もまた大半を数える。

■「丁半バクチ」の意味するところ
オジサンにはもうひとつ、単勝10倍馬を買いたい理由がある。

それは
▼賭け事として成立していると判断するから
だ。

オジサンがオッズを見る唯一の理由、それは
▼リターンが正当であるかなしか
である。

任侠映画の賭場で行われる「丁半バクチ」では、サイコロの「丁」と「半」の出目に賭けるわけだが、その間、場を仕切るコワいオジサンは、「丁方ないか、半方ないか」とコマをそろえようとする。

これは一方だけがコマの多いバクチは「成立しない」とされるからだ。

つまり、バクチとはまず「成立してナンボ」の世界であり、昔はそれを人が判断していたのである。

ひるがえって競馬では、毎回流れるように賭けが成立するため、ファンが自分で「買うの、やーめた」とは決めづらい。

しかしその自己判断がなければ、ごっつい割に合わない賭けも強要されることになる。

賭け事をやる以上「これくらいもらわなくちゃやってられねえ」という線引きをするのが男なのである。

■買わずに見ることの大切さ
谷川岳Sのあとの新潟最終R五泉特別。

パドックでオジサンは2頭の馬に目をつけた。

それからやおらオッズを見ると2番人気と3番人気。

残念だがこれでは賭け事としては「不成立」だ。

単勝、複勝、馬連、何を買ってもたかが知れている。

馬連の10倍なんて2頭が無事にゴールインして初めて配当になることを考えたら、どれほどの実入りになろうか。

アイリーグレイとダノンブライトで決まった馬連は1,270円。

それでもあなたは「もったいない」と感じますか？