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■必要のないサプリ　買っていませんか？
トレーニング関連のショップに行くと、一昔前とは全くその様相は変化しています。

以前であればサプリメントコーナーに置いてあったのはせいぜい数種類のプロテイン。

そしてビタミンやミネラル系の錠剤。

あとは申し訳程度にBCAAの粉末が売られているくらいのものでした。

ところが、最近ではプロテインだけでも数十種類が並び他にもアミノ酸系のサプリメントや、ダイエットに役立つという謳い文句のサプリ等が所狭しと陳列されています。

手にとって見てみると確かに魅力的な宣伝文句が書かれているのですが…

ハッキリ言って「新参者」のサプリメントの効果は未知数な物がほとんどなのです。

中には全くといっていいほど効果の無い物もありますし、余程上級者でなければ必要性の薄いサプリも多いのが実情です。

そこで、初心者が買っても損はない、効果を体感できるサプリだけを今回は三種類ご紹介します。

まずはこの３つからサプリは始めましょう。

お金をかければかけただけ筋肉が増えるということはないのですから。

■初心者でも飲みたい「クレアチン」
クレアチンは筋肉内におけるエネルギー源「ATP」の産生に直接的に影響する重要な成分です。

クレアチンは世界で最も効果と安全性が実証されたサプリメントとも呼ばれており、ドーピング検査的にも問題ないため世界中のアスリートが使用しています。

このクレアチンを飲んでトレーニングすることによって初心者であっても使用重量やレップ数の向上といった効果が見込めるのです。

クレアチンは非常に安価で入手しやすいサプリメントです。

ただ、即効性がないため、毎日5gの摂取を数週間続けなければ効果を実感することはできないでしょう。

急激に体内のクレアチン濃度を高める「ローディング」というテクニックもありますが、初心者のうちはそこまでする必要はありません。

■ビタミンKは「MK-7」をチョイス
マルチビタミン＆ミネラルのように、ほぼ全ての微量栄養素を一括で摂取するのももちろん良い方法です。

しかし、食事の内容については各個人それぞれ特徴がありますから、もし必要であればマルチビタミン＆ミネラルは飲めば良いでしょう。

ただ、ビタミン群の中でも特に不足しがちなビタミンKについては別途サプリメントとして摂取しておく意義が大きくなります。

ビタミンKは他のビタミンよりもややマイナーな印象があるかもしれませんね。

しかし、このビタミンは関節の保護や回復力に影響があるため、特にオヤジ世代にとっては重要度が高いのです。

ビタミンKにはK1〜K5まで、いろいろな種類があり、中でもビタミンK2の一種であるMK-7が最も吸収率・活性力が高いタイプとして知られています。

ビタミンKは食物から摂った場合は吸収率が低いことがよく問題になります。

意識してサプリメントで摂取する意義が大きい栄養素と言えるでしょう。

■体調が許せばカフェインも
最近流行りのNO系サプリ。

飲んでいる人も多いと思います。

NO系サプリとはいわゆるプレワークアウトサプリメントのことです。

トレーニングの約30分前に摂取すると血管を拡張させてエネルギーや酸素の供給を高める効果があると考えられています。

NOとはつまり一酸化窒素のことで、シトルリンやアルギニンといったアミノ酸ががこれに該当します。

さて、このようなNO系サプリは実は初心者にはほとんど必要ありません。

初心者の場合はそもそも自分の本来持っている力を上手く発揮することができていないからです。

血管を拡張させてエネルギー供給を増やしても、それ以前に自分の力を使い切ることがまだ難しい状況なのです。

そこで、プレワークアウト用としてオススメしたいのが「カフェイン」です。

これは皆さんご存知の成分ですよね。

コーヒーや玉露に多く含まれているアレです。

カフェインには強い覚醒作用及び集中力の向上効果があります。

初心者が求めるべきプレワークアウトサプリの効果とは本来このようなものであるべきなのです。

カフェインは人によっては多く摂取すると気持ちが悪くなってしまうケースもあります。

トレーニングの約1時間前に300mg程摂って頂きたいところですがもちろん無理する必要はありません。