資料館休館延長 知らずに来館も
03月16日 12時41分
新型コロナウィルスの感染拡大が続くなか、臨時休館の期間が延長された長崎市の原爆資料館では、3月16日も延長措置を知らずに訪れ、残念そうな表情を浮かべる観光客の姿が見られました。
原爆資料館は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、15日まで2週間、臨時休館となってきましたが、その後も感染の拡大が続くなか、休館期間が今月19日まで4日間延長されました。
ふだんは多くの人通りが見られる資料館の出入り口は、16日も閑散とした雰囲気で、時折、状況を知らずに訪れた観光客が休館の延長を知らせる立て看板を確認し、残念そうな表情を浮かべる姿が見られました。
東京から卒業旅行に来ていた20代の女性は「せっかく来たので入れなくて残念ですが、感染防止のためなので仕方ないと思います。また来た時に見たいと思います」と話していました。
また、観光に訪れていたタイ人の20代の男性は「長崎で起きたことを学ぶために資料館を見たかったですが、行けなくて悲しいです」と話していました。
原爆資料館の加藤秀一副館長は「例年、海外からの来館者も増えるこの時期に閉館を続けるのは、本当に残念ですが、いまはとにかく感染の終息を待つしかないです」と話していました。
(NHK長崎)