>>117
M1アストレイに採用するナチュラル用のOSは、当初プロトアストレイのP02に搭載されていた試作タイプのデータをジュリに取らせる等、色んな方法を駆使して完成させようとしていたが進展は芳しくなく、P02のデータで倍近く動ける様に成った動きですらカガリからは「何の役にも立ちゃしない、ただの的じゃないか」と苦言を言われてしまう。ハード(機体そのもの)は良くても、ソフト(ナチュラル用OS)が追いついていないとはジャンク屋の談。
上述の通りに寄港したアークエンジェルに艦載されているストライクのパイロットだったキラに協力を求める形で、戦闘用MSのOSとして完成させる事に成功する。しかし、一定の完成こそしたものの、OSとして粗も有った為か(※1)バグ取り作業も兼ねた機動戦闘のテストをサーペントテールに依頼している。なお、リーダーの叢雲劾はキラのOSに興味が有った為、劾個人としてはお互いに利の有る契約でもある。このテスト時、射撃戦闘のテスト中に格闘技のモーションを取る等の謎の挙動が見られたが、この挙動に関してサーペントテールのイライジャ・キールが前述のロウの関与を指摘している。
とは言え、キラやロウが参加する前の本編27話の時点でもっさり動作とはいえ謎のポーズを取っているM1アストレイが居る為、オーブのナチュラル用OSに根本的な部分に何らかの問題が有ると言える(人体に近いモーションを構築する為に格闘家を参考にした可能性がある)。
完成したOSの名称は不明だが、ストライクやバスターといったワンオフ機とは異なり「G.U.N.D.A.M.」を頭文字としたOSとは成っていない(※2)。前述の通り、ガンダム顔で有りながらガンダムと呼ばれないのはこの為である。
※1:一方、スニーカー版ASTRAY 1巻では劾もキラのOSの完成度に高さに感嘆し機体自体には問題が無いと判断、実戦経験の少ないパイロットの為に戦闘マニュアルのみ作成した展開に成っている。
※2:但し、第28話でM1アストレイの起動実験にてキラの操作しているモニターには「G.U.N.D.A.M.」OSが映し出されている。