中国念頭に現状変更など威圧行動に反対で一致 日米豪防衛会談
2020年7月8日 11時54分
日本、アメリカ、オーストラリアの防衛担当の閣僚がテレビ会議を行い、海洋進出を強める中国を念頭に、現状を変更する威圧的な行動に強く反対することで一致しました。
海洋進出を強める中国は、東シナ海、南シナ海、黄海の3つの海域で、今月6日までに同じ時期に軍事演習を行ったことから、この海域での影響力を誇示するねらいがあると見られています。
河野防衛大臣は8日午前、アメリカのエスパー国防長官と、オーストラリアのレイノルズ国防相とテレビ会議を行いました。
そして中国を念頭に、東シナ海や南シナ海での現状を変更する威圧的な行動に強く反対することで一致し、こうした行動の抑止を視野に、航行と飛行の自由を確保するため、緊密に連携していくことを確認しました。
また、3人からは、香港で反政府的な動きを取り締まる中国の香港国家安全維持法が施行されたことに、深い懸念が示されました。
さらに会議では、北朝鮮の弾道ミサイルの発射は国際社会の深刻な脅威で、あらゆる射程の弾道ミサイルの完全で不可逆的な廃棄に向け、国連安保理決議を完全に履行しなければならないという認識でも一致しました。
一方、防衛省によりますと、8日の会議では新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の山口県と秋田県への配備断念は、取り上げられなかったということです。
2020年7月8日 11時54分
日本、アメリカ、オーストラリアの防衛担当の閣僚がテレビ会議を行い、海洋進出を強める中国を念頭に、現状を変更する威圧的な行動に強く反対することで一致しました。
海洋進出を強める中国は、東シナ海、南シナ海、黄海の3つの海域で、今月6日までに同じ時期に軍事演習を行ったことから、この海域での影響力を誇示するねらいがあると見られています。
河野防衛大臣は8日午前、アメリカのエスパー国防長官と、オーストラリアのレイノルズ国防相とテレビ会議を行いました。
そして中国を念頭に、東シナ海や南シナ海での現状を変更する威圧的な行動に強く反対することで一致し、こうした行動の抑止を視野に、航行と飛行の自由を確保するため、緊密に連携していくことを確認しました。
また、3人からは、香港で反政府的な動きを取り締まる中国の香港国家安全維持法が施行されたことに、深い懸念が示されました。
さらに会議では、北朝鮮の弾道ミサイルの発射は国際社会の深刻な脅威で、あらゆる射程の弾道ミサイルの完全で不可逆的な廃棄に向け、国連安保理決議を完全に履行しなければならないという認識でも一致しました。
一方、防衛省によりますと、8日の会議では新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の山口県と秋田県への配備断念は、取り上げられなかったということです。