■安全性を独自調査 「工期が厳しい中で全く想定外の事態。早急の対策が必要だ」。今月16日に明らかになった油圧機器大手「KYB」(東京都港区)と子会社による免震・制振オイルダンパーの検査データ改ざん問題について、都幹部は危機感を募らせる。
基準に適合しない恐れのあるダンパーは、20年大会で水泳会場となる「東京アクアティクスセンター」(江東区)で32本が設置済み。今後の調査でデータ改ざんが確認されれば、交換が必要になる可能性がある。
都は現在、KYB側に早急な安全性の調査を求めているが、調査の日程や方法もまだ固まっていない状況だ。都幹部は「そもそも不正を行っていたメーカーに『安全』と言われても信用できないし、一日も無駄にできない」と語り、第三者機関の立ち会いのもと都が独自に安全性の調査に乗り出す方針だ。
基準に適合しない恐れのあるダンパーは、20年大会で水泳会場となる「東京アクアティクスセンター」(江東区)で32本が設置済み。今後の調査でデータ改ざんが確認されれば、交換が必要になる可能性がある。
都は現在、KYB側に早急な安全性の調査を求めているが、調査の日程や方法もまだ固まっていない状況だ。都幹部は「そもそも不正を行っていたメーカーに『安全』と言われても信用できないし、一日も無駄にできない」と語り、第三者機関の立ち会いのもと都が独自に安全性の調査に乗り出す方針だ。