⛳ ゴルフ

会場のリーダーボードにはオーバーパーが次々と表示され、選手も疲れ切った表情で引き上げてくる。「〜全英への道〜ミズノオープン」は、今年からザ・ロイヤルゴルフクラブに会場を移し、とてつもなくタフな大会となって選手を苦しめる。

この日の平均ストロークは76.913。アンダーパーで回ったのは2人だけ。早い組で上がった大堀裕次郎の「71」がベストスコアになるだろうと思っていたところ、「69」というとんでもないスコアで上がってきた選手が、千葉県出身の32歳、木下裕太だ。

今季はQTランク上位の資格でツアー出場を続ける。ここまで4戦を消化し目立った成績はない。それが、ここにきての好スコア。「こんなに良いスコアだったので、あしたはもう回りたくないです（笑）」と冗談も飛び出したが、「ボードを見る余裕はなかった」と、必死のプレーが好結果に結びついた。

ところで、千葉県で32歳のユウタといえば1学年上の池田勇太があまりにも有名だが、その池田とはジュニア時代から一緒に戦ってきた仲。元祖ユウタは次週の海外ツアー出場のため、本大会には出場していない。池田ユウタ不在のなか、木下ユウタが主役の座に立った3日目。ツアー初優勝に向けて、最終日も主役を張ることができるか！？（文・高桑均）

初Ｖ狙う木下裕太首位浮上、香妻10位、石川28位
[2018年10月26日16時54分]


11アンダー、1番ティーショットを放つ木下裕太（撮影・奥田泰也）

＜男子ゴルフ：マイナビABCチャンピオンシップ（日刊スポーツ新聞社後援）＞◇第2日◇26日◇兵庫・ABCGC（7217ヤード、パー72）◇賞金総額1億5000万円（優勝3000万円）

プロ11年目でツアー初優勝を狙う苦労人の木下裕太（32＝フリー）が、単独首位に浮上した。1打差2位から出て5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算11アンダーとした。

1打差2位にB・ジョーンズ（豪州）。同9アンダーの3位にH・W・リュー（韓国）が続いた。

39位から出た香妻陣一朗が67で回り、同5アンダーの10位に急浮上。石川遼は2日連続の71で、同2アンダーの28位。昨年優勝の小鯛竜也は同1オーバーの57位で、ぎりぎりで予選を通過した。

尾崎将司は腰痛のため棄権した。

前週初Ｖの木下裕太は予選落ち「ギャンブルに失敗」
[2018年11月2日18時39分]
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12番、ティーショットのゆくえを見つめる木下裕（撮影・清水貴仁）
12番、ティーショットのゆくえを見つめる木下裕（撮影・清水貴仁）
11番、グリーン上で厳しい顔の木下裕（撮影・清水貴仁）
＜男子ゴルフ：平和PGM選手権＞◇第2日◇2日◇沖縄・PGMゴルフリゾート沖縄（7270ヤード、パー72）◇賞金総額2億円（優勝4000万円）

前週、プロ11年目で初のツアー優勝を飾った苦労人の木下裕太（32＝フリー）は、96位で予選落ちした。1オーバー62位から出て2バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの77とたたき、通算6オーバーだった。

残り2ホールでダボ、ボギーと3つスコアを落とした木下は「予選を通るためにはギャンブルをするしかなくて、それが失敗した感じです」とため息をついた。

2年前までは下部ツアーが主戦場で、生活費すら稼げない時期が続いた。ようやく脚光を浴びたが、前日1日には「注目されることが今までなかったから、やりにくいですね。ほどほどの方がいい」と思わず本音をボソリと漏らしていた。

2週連続優勝の夢はわずか2日間で消えてしまい、「普通にやろうと心がけたのですが、フワフワしているというか。先週まではどうやっていたんだろう。後半はちょっと戻ってきたのですが、手遅れでした」と語った。

今後については「1回家に帰って、やることをやって、次の試合までに落ち着かせます」と話した。

ツアー2勝目狙う木下裕太が首位　前回Vの石川遼は2打差7位
7/1(木) 18:34配信

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my caddie
石川遼 ※写真は2021年6月（写真：Getty Images）

　日本プロゴルフ協会（PGA）が主催する国内男子ツアーのメジャー大会、日本プロゴルフ選手権大会は1日、栃木県の日光カンツリー倶楽部（7236ヤード・パー71）を舞台に第1ラウンドの競技を終了。「65」を記録した木下裕太が単独首位に立った。

　2018年10月のマイナビABCチャンピオンシップ以来の優勝を目指す木下は、2アンダーで前半を折り返すと、後半の1番でバーディ。さらに4番から3連続バーディを奪って一気にリーダーボードを駆け上がった。

　5アンダー2位タイに岩田寛、片山晋呉、古庄紀彦、芦沢宗臣、キム・ソンヒョン（韓）。4アンダー7位タイに前回覇者の石川遼、堀川未来夢、貞方章男、杉山知靖、3アンダー11位タイに今平周吾、稲森佑貴、出水田大二郎らが続く展開となっている。

　東京五輪代表に内定している星野陸也は1アンダー38位タイ。3戦連続優勝を狙う木下稜介は出だしから3連続ボギーを叩くなど、この日は3オーバー103位タイと出遅れた。