<ブラック部活>NOの声上げ始めた先生たち
11/5(日) 6:30配信 毎日新聞
<ブラック部活>NOの声上げ始めた先生たち
部活動の現状を巡り、関連本の刊行が相次いでいる=和田大典撮影
学校の部活動を見直す動きが本格化している。生徒の貴重な成長の場である一方、教員の過重労働が指摘されているのだ。年内に発足する「日本部活動学会」に現役教師が参加するなど現場も声を上げ始めた。しかし、その多くは匿名や仮名だ。部活動への異論はなぜ職場で口にしづらいのか。学校現場の同調圧力やその背景を、先生たちの声から読み解くと……。【小国綾子/統合デジタル取材センター】
◇意見投稿、活動は匿名や仮名で
いま、ツイッター上で「部活未亡人」という言葉が飛び交っている。休日返上で部活動にかかわる教員を夫に持つ妻を指す。「部活孤児」は、そんな教員を親とする子どもたち。果ては「部活離婚」という話も。教員や家族が次々と悲惨な現実を匿名で投稿する。
部活動見直しの機運は数年前にツイッターで盛り上がり、部活動顧問を引き受けるかどうか選べるようにすべきだ−−と署名活動がネット上で広がった。昨年3月に2万人超の署名が文部科学省に届けられた。
これに触発され、現役教員らが今年4月、部活動を話し合う会を結成した。会員は約70人。中心メンバーで部活動学会の発起人にも名を連ねる高校教諭「斉藤ひでみ」さん(仮名)は、職場に配慮して本名も性別も明かさずに活動する。
「リアルな仲間を得て勇気づけられ、職場で行動を起こすメンバーも出てきました」。「斉藤」さんは取材に言うが、壁は厚い。顧問を拒んで「教師を辞めたらどうか」と校長に叱責されたり、過酷な実態を描いた話題の書「ブラック部活動」を職員室の自席に置いていて「撤去しろ」と注意されたり……。そんなケースも珍しくないという。
「若手や非常勤講師など発言力の弱い存在に部活動の負担が集中しがちです。特に講師は『来年も仕事があると思うな』などと暗に言われることもある。自分の時間が持てず、『部活離婚』以前に『部活非婚』もある。結婚し、子供を持てても、忙しすぎて子育てはとても無理」。そう語る「斉藤」さん自身も子を持つのをあきらめた一人だ。
[匿名さん]
※スポーツ総合掲示板内の↓関連スレッドです。
NO.6198875 2018/03/13 20:42
週休2日、平日2時間=中高の運動部活指針—スポーツ庁
[匿名さん]