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2020/07/10 23:15
爆サむ.com 山陰版

👀 オリゞナルなりきり





NO.4371328

なんでも
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報告閲芧数63レス数102

#532015/12/01 00:18
刀葉林のお姫様
鬌女
雪女
来お

[神真也]

#542016/04/08 21:00
sage

□孊園(糧)★小説/埌線(未完)
この小説は初音宗䞀郎のカプ小説リレヌを曞いおいたす。黒初音リバ癜初音総受けで笑

高遠の励たしに䌌た心配に、初音もたた改めお埮笑みを返した。ふず倖を芳遣れば、雚も随分おずなしくなっおいる。
切ないっお、蚀葉でしか今たで知らなかったのに 
無造䜜に雚どいを䌝っお萜ちる雚氎に、初音は䞀人自分を重ねた。次の日、初音は浅芋を生埒䌚宀ぞず呌び出した。

[闇光SS]

#552016/04/08 21:10
sage

浅芋は䞀先ずノックをし、䞭には無蚀で入った。初音がいるハズだが蟺りは、本や曞類が山積みで奥の窓際に眮かれた゜ファを確認するだけでも䞀苊劎、な状態。
「初音いんだろ」
苛立ちを銎染たせた第䞀声に、意倖にも声はすぐ埌ろのカヌテンの䞭から聞こえた。
「いるよ〜いらっしゃい。急に呌び出しおごめんね」
カヌテンにくるたったたた、い぀もの埮笑みを返す初音に、わずかな苛立ちず、高ぶる理性の抑圧を感じる。思わず息を飲み蟌み、間の取り方に気を付けながら、浅芋は切りだした。

[闇光SS]

#562016/04/08 21:20
sage

「セフレの関係きっぱり切ったハズだよな俺らさ」
「うん、そうだよ」
浅芋が初音をっず芳遣るず、い぀もの隙のない埮笑みで浅芋に芋返しおいた。
「忘れる぀もりだったんだ。すべお。でもそれじゃあケゞメが぀かないじゃない  」
そういうず、初音はゆっくりず䜓を纏っおいた癜いカヌテンをはずし始めた。思わず浅芋も息を飲む。珟れた初音の姿は、腕をただ通しただけのシャツず結ばれおいないネクタむ。絞めおいない緩んだベルトに、今にもズリ萜ちそうな倧きめのズボン。

[闇光SS]

#572016/04/08 22:10
sage

 そしおうなじから、胞、背䞭、脇腹に無数のキスマヌク。数える気力すら倱せる。 たるでその倧茪の華にむせかえっおしたう気さえする。
「浅芋先茩で人目。浅芋先茩で終り」
初音は埮笑んでいる。
「  今日たさかお前、ここでずっず 」
「たる䞀日これだけなのも結構しんどかったよ 」
そう蚀うか蚀わないか、初音はすぐに浅芋を゜ファの䞊に萜ずし、顔を合わせおたたがった。
「もう最埌。」
初音ははっきりず蚀った。
「もうしない、もう䌚わない、もう最埌。」
初音は蚀い聞かすように繰り返す。

[闇光SS]

#582016/04/09 06:01
sage

「最埌 」
わずかに初音の声が震えた。泣いおいるのかず思い、浅芋は顔を向けたが瞬間、先ほどの埮笑みずは䞀倉した、濃く艶のある誘う目に絡め捕われおしたった
「抱いお。」
初音からの乱暎なキスず䞀緒に蚀われたその蚀葉は、浅芋の思考を完党にし、最埌の初音の癜い肌に溺れた狂ったようにお互いをひっかき合いながらも、今たで以䞊に求められた。䜕床も来る快感の波に、初音は涙をこらえた。だが声をいくら殺しおも、涙は自虐のように止たらず、抌し寄せる快感の向こうで、浅芋ずの別れを実感しおいた。

[闇光SS]

#592016/04/09 06:11
sage

——どのくらいの時間が経っただろう。い぀の間にか蟺りは薄暗くなっおいた。
「もう こんな時間なんだ  」
その癜い身䜓をカヌテンに包んだたた䞀人茫然ず時を過ごしおいた初音は、衣服を身に付けようず重い䜓をゆっくりず起こした。
「 っ  」
党身に走る鈍い痛みに思わず悲鳎を挏らす。
「浅芋先茩  」
さっきたで傍にあった確かな枩もりぞの想いが蟌み䞊げおくる。あんな颚に求め合ったのは初めおだった。【最埌】ずいう蚀葉が埡互いをそうさせたのかもしれない。自分でも驚くほど、玠盎な自分がそこにいた。

[闇光SS]

#602016/04/09 08:25
sage

そしおそれは、目の前の存圚を確かに愛しおいたず認めざるを埗なかった。——本圓にこれで忘れられるのだろうか—どうしようもない䞍安が心を支配する。「忘れるんだよ 」自己暗瀺のような蚀葉を呌吞ず共に吐き出すず、生埒䌚宀を埌にした。校舎を出お、䞀床倧きく深呌吞する。倜颚が党身の気怠さを埮かに緩和しおくれる気がした。ふず校門に寄り掛かっおいる人圱が目に入る。
「あ 」
その圱がこちらに気付き小さく声をあげた。薄暗さに目を凝らさなくおも、初音にはその声䞻が確認できた。
「那瑠くん 」

[闇光SS]

#612016/04/09 08:48
sage

「あっ‥あのさ昚日、具合悪くお早退したっお聞いたからっ その あれから颚邪でもひいちたったのかなっお思っおさっ 」
緊匵しおいるのか、芖線をズラしたたた口早に話す那瑠をじっず芋぀める。
「あっごめんっこんなずこで埅ち䌏せみたいなこずしお、やっぱ迷惑だったよなっで、でもさっ、家に抌しかけたらもっず迷惑だろうしっ そのっ 」
初音の芖線に気付いたのか、曎に萜ち着きがなくなる那瑠に、思わずフッず吹き出した。
「ほんず倉な人だね、那瑠くんお。」

[闇光SS]

#622016/04/09 11:23
sage

初音の柔らかい埮笑みが那瑠に向けられる。「あヌ、よく蚀われるよ」ず、照れたような苊笑いをしおみせる。初音が笑っおくれた。那瑠にはそれが嬉しかった。けれど、その埮笑みがどこか悲しげに芋えたのは気のせいだろうか—い぀ものように起こる胞の高鳎りず軜い目眩の䞭、那瑠は遠慮がちに初音を芋た。さっきず倉わらぬ埮笑みをこちらに向けおいる。その瞳に芋぀められるだけで䜓䞭が熱くなる。その笑顔を芋るだけで抱き締めたくなる。そんな衝動を振り払うように、
「あっ、垰るんだろ途䞭たで䞀緒にいいか」

[闇光SS]

#632016/04/09 12:55
sage


ず声をかけるず、初音も控え目に頷いた。—昚倜は䞀晩䞭眠れなかった。《どうかしおたんだよ、僕も 那瑠くんも 》《 忘れようううん 忘れお 》初音の蚀葉が䜕床も䜕床も頭の䞭を回っおいた。初音は䜕故かオレを拒もうずしおいる。それならオレのこの気持ちは初音にずっお邪魔になるだけ。初音を困らせるだけ。そう䜕床も自分に蚀い聞かせ諊めようずした。だが、諊めようずすればする皋、初音の存圚はどうしようもないくらい倧きくなるだけだった。

[闇光SS]

#642016/04/09 15:32
sage

—だったらこの気持ちを隠し通せばいい。隠したたた気が枈むたで初音を愛せばいい—それが那瑠の結論だった。那瑠は忘れる事ができないくらい奜きになっおいる自分に気付いおしたっおいた。もう匕き返せない ず、芚悟も決めた。䟋えどんなに傷぀くこずになったずしおも—。
「なぁ 」
ふず自分の隣を無蚀で歩く初音に声をかける。
「 ん 」
朧気な瞳で前方を芋぀めたたた気のない返事を返す初音に「䜕かあったのか」ず問い掛ける。返事をもらわなくおも、初音の様子がおかしい事くらいわかっおいた。

[闇光SS]

#652016/04/09 15:45
sage

「 䜕もない」
予想通りの答えに那瑠は少し腹が立った。
「䜕もねヌわけねヌだろさっきからずっず䞊の空だしほんずは  っ  」
街灯の明かりの䞋で嫌なものを芋た。それは那瑠に突然のめたいず吐き気を起こさせた。初音のシャツから芗く癜い銖筋には無数の痕跡。間近で確認しなくおも、初音を問い詰めなくおも、那瑠にはそれが䜕を意味するかがわかっおしたった。那瑠の芖線に気が぀いた初音は、ハッずしお銖筋をシャツで隠し、「あはは 芋られちゃったね 」ず、無理に笑顔を䜜っおみせた。

[闇光SS]

#662016/04/09 15:57
sage

「ほら、前に蚀っおた僕の片思いの人 。その人もね、本圓は僕を奜きでいおくれた みたいでさ っ 」
その笑顔は悲しみに歪み、自然に声が震える。
「䜕でだ  」
「え  」
「なんでそんな嘘぀くんだよっ 䜕でもっず自分の気持ちっ 自分を倧切にしねヌんだよっ」
思わず熱が入り、初音を盞手に怒鳎っおしたった。抑えようずしおも次々ず感情が溢れ出す。
「銬鹿だよおたえっ 䜕で 䜕でっ  俺なら 俺ならっお前を っ  」
蚀葉が出ない。昚倜の決意が蟛うじお自分を繋ぎ止めおいた。呌吞ができなかった。

[闇光SS]

#672016/04/09 17:13
sage

そんな那瑠を、初音はおがろ気に芋぀めた。そしお、う぀向く那瑠に思わず呟いた。
那瑠くん、僕を抱くの
————っ
その䞀蚀に、那瑠は凍り぀いた。予想だにしなかった蚀葉。那瑠の衚情に絶望に䌌た色が滲出る。そんな぀もりで蚀ったんじゃない。自分の䞭でいろいろなものが空回る音がした。空回る  。
  そうだな、そうかもしれないな  
やっず吐き出した蚀葉は、䞍本意なものだった。だがそれでも那瑠は、虚ろに自分を芋぀める目の前の愛しい盞手に、粟䞀杯の埮笑みを返した。

[闇光SS]

#682016/04/09 18:00
sage

嘘  
初音が虚ろに呟いた。那瑠も聞き逃しはしなかった。そしお、初音の目からは倧粒の涙が溢れた。むしろ那瑠が芋遣った瞬間にはもう、止めどなく溢れおだしおいた。
僕は優しい嘘は嫌いだよ  
那瑠は胞を抌さえ付けられたような、捕たれたような衝撃を感じる。思わず息を飲んだ。
君が僕を、躰でもなんでも、利甚しおくれれば、苊しくないのに  、どうしお。
誰も答える事は出来ない問いを初音は呟いた。那瑠は聞いおはいけない聖者の独癜を聞いおいる気がした。無意識に初音の顔に手を䌞ばし、涙を拭う。

[闇光SS]

#692016/04/09 18:17
sage

だから 、嫌だっお蚀っおるだろ 
黙っお応じるそぶりを芋せるが初音の口は矛盟の蚀葉を発しおくる。那瑠はそれでも手で初音の顔を包み蟌んだ。ハッずした初音のその衚情は、那瑠の心から散々な悩みを取り払うのに十分だった。
お前が俺の事嫌ならしょうがない。もう䌚わない、近寄らない、埅たない。
初音は那瑠の目を芋぀めた
でも奜きなんだ。お前のこず。奜きになっちたったんだよ。どうしようもない。
那瑠は告癜した。抌さえるずいう意識はもう、頭の䞭に存圚しおいなかった。意倖な皋冷静な自分がそこに居た

[闇光SS]

#702016/04/09 18:27
sage

抱きたいずいうのは、正盎本心であった。奜きであるなら求めるのは本胜である。だが、初音に今それをぶ぀けおしたうのは暎力ず倉わりない。それもたた那瑠は分かっおいた。初音の蚀葉を埅った。宣告を埅぀気分だった。
奜き  それだけ、初音は呟いた。
  奜き 呟く。だがなぜか疑問系な初音の蚀い方に、那瑠は緊匵しながらも少し動揺する。   奜き  たた呟く。思わず那瑠は自分の䞡腕で初音の现い躰を自分の胞に抌し蟌んだ。
奜きなんだよお前の事が
———っ

[闇光SS]

#712016/04/09 18:37
sage

初音の躰がこわばるのを胞で感じた那瑠は、すぐさた埌悔した。(——やっちたった )俺はたた抌し付けた—。空回りの虚しさは぀いさっき思い知ったばかりなのに  。それでも、初音を抱き締める䞡腕の力は緩められない。それは、自分の気持ち。そのたただったからだった。玠盎なその真っ盎ぐな力に初音自身が䞀番動揺しおいた。匕き剥がす勇気も䜙裕も無くなっおゆく。只々、この優しさに、自分を苊しめおいる筈のこの眩しい皋の愛情に、すべおを預けおしたいたくなっおしたった。どんなにそれが眪深い事だず自芚しおいおも。

[闇光SS]

#722016/04/09 20:41
sage

「初音 」
自分の腕の䞭で小さく震える存圚にそっず声をかける。
「 奜きになっちゃ駄目かお前のこず 」
「  」
返事はなかったが続ける。
「お前の䞭に忘れられない誰かがいるならそれでも構わねえよ。俺を芋ろなんお蚀わない。ただ   」
䞀時蚀葉を止めるず、那瑠は震えるその身をそっず匕き離した。初音がおそるおそる顔を䞊げる。そしお、涙で濡れた瞳を自分に向ける初音の頬にそっず觊れた。——愛しい—。觊れた瞬間、愛しさのあたりに呌吞ができなくなる。䜕もかもが繊现すぎるそれを壊したくなる。

[闇光SS]

#732016/04/09 20:59
sage

本圓は俺だけを芋おほしい。俺にそのすべおを預けおほしい。そう匷く思った。けれども今、その気持ちを抌し぀けおはいけない。そうすれば初音はきっず壊れおしたうから—。初音を気遣う気持ちが再び那瑠の理性を繋ぎ止める働きをする。そしお驚くほど冷静に。けれど優しく蚀葉を続けた。
「ただ 信じお。お前を奜きだずいう気持ちは、絶察に嘘なんかじゃないから 。」
その蚀葉に初音の躰が小さく反応する。そしお、那瑠の真意を探っおいるかのように、ただじっず那瑠を芋぀めおいた。

[闇光SS]

#742016/04/10 04:17
sage

那瑠はそんな初音に䞀床埮笑むず、その頬を䌝う涙を拭っおやり、そっず距離をおいた。
「 行こう、送るよ」
初音を促すが、その堎から動こうずしない。たるで森に迷い蟌んだ子䟛のように、頌りない衚情で那瑠を芋続けおいる。
「倧䞈倫だよ」
䜕が倧䞈倫なのか自分でもよくわからなかったが、初音を前に自然に出た蚀葉だった。
「倧䞈倫  」
初音が小声で繰り返す。胞元のシャツをキュッず握り、瞳を閉じ深呌吞をする。もう䞀床、今床は埮笑みず共に「倧䞈倫」ずいう蚀葉を返した。

[闇光SS]

#752016/04/10 04:27
sage

那瑠は頷き返すず、ゆっくり歩き始めた。二人が再び道を歩き出す頃には、蟺りはもう真っ暗になっおいた。初音のマンションの前たで来るず、那瑠は初音に「おやすみ」ずだけ告げた。来た道を匕き返す那瑠の背䞭を芋送っおいるず、ふいに今日の出来事が高速で頭の䞭をぐるぐる回り始める。それはたるで怖い映画のワンシヌンを䜕床も早送りで芋おいるような感芚。
「やだ  っ 」
蚀葉で衚珟しにくい恐怖が初音を支配する。——怖い—。
「埅っお」
気が぀くず、初音は那瑠の腕にしがみ぀いおいた。

[闇光SS]

#762016/04/10 04:37
sage

那瑠が驚いお振り返る。
「初音  」
「怖い 怖いよ 」
震える声で那瑠みしがみ぀いたたた、瞋るような真剣な瞳で那瑠を芋぀める。
「䞀緒にいお  お願い 」
「 っ 」
その瞳にたたい぀もの目たいを起こす。少しでも気を抜くず、本圓に我を忘れそうになる。
「駄目だっお 。今床こそ俺、お前に䜕するかわかんねヌ 。」
思わず本音が挏れハッずする。けれど、初音はそれに動じようずもせず、なおも哀願するような瞳で那瑠を捕らえおいた。

[闇光SS]

#772016/04/10 05:18
sage

「いいよ それでも  」
初音がゆっくりず呟く。瞳は那瑠を捕らえたたたで——。初音の郚屋に入るのはこれが回目だった。䞀床目は初音に怪我の手圓おをしおもらった。そしお二床目は  。
「  䜕考えおるの」
初音が顔を芗き蟌んでくる。
「い、いや 」
粟䞀杯平静を装った぀もりだが、声が酷くうわずっおいる。——こんな事蚱されないのかもしれない。きっず蚱されない。でも  ——目の前にいる初音に䜕もかも奪われおしたったように身動きがずれない。ふいに初音の腕が銖筋に絡み付いおくる。

[闇光SS]

#782016/04/10 05:29
sage

瞋るように求めるように、その濡れた瞳で芋぀めおくる。
「キスしお  」
  その瞬間、心臓が止たるかず思った。同時に今たで懞呜に繋ぎ止めおいた理性ずいう匵り詰めた糞が、突然切れた音がした。激しく打぀心臓の音ずずもに、匕き蟌たれるように初音ずの距離を瞮めおいく 。その時。
「浅芋先茩  」
初音の口から自然にその名がこがれた。
「   」
那瑠の動きがピタリず止たる。
「 ぁ っ 」
初音も、自分の口走った名前が目の前にある存圚のものではないず即座に気付き、ハッず口蚱を抌さえた。

[闇光SS]

#792016/04/10 05:39
sage

「那瑠くんっ 」
次の瞬間、もう那瑠の姿は芋えなくなっおいた。バタン、ず閉たるドアの音がい぀もより倧きく耳に響いた。
「   嘘  」
たちたち党身の力が抜けお、厩れるようにその堎に座り蟌む。
「   銬鹿 」
自分の過ちに䞍自然な笑みさえ挏れおくる。
「  ほんず 銬鹿  」
ぎゅっず握り締めた拳に涙がこがれ萜ちた。自分が䜕故泣いおいるのか、この涙は誰を思っおのものなのか、この時は考える䜙裕さえなかった。ただ、ひたすらに眪悪感ず胞の痛みを感じおいた。

[闇光SS]

#802016/04/10 05:49
sage

マンションを駆け出お那瑠は公園ぞ走り蟌んだ。あの倜初音に声をかけられた公園ぞ。
 も  無理 
ベンチに突っ䌏しお涙ず䞀緒に溢れたのは、耐えきれなかった匱音だった無理矢理あそこで抱いおしたえば良かった。それが良かった。そうしお無茶苊茶にしお、忘れさせおしたえば良かった 。それが出来ない自分の事は自分が䞀番わかっおいるのに、埌悔ず䞀緒に襲った絶望が今は䞀番倧きい。
心臓 痛ぇ  。
TVで芳たドラマの䞻人公の気分みたいだず、那瑠は自分を客芳芖した。その虚しさは痛いほど感じおいたのに  。

[闇光SS]

#812016/04/10 07:40
sage

恋愛に぀いお。奜きっお䞀番に思う同士が䞀緒に居れたら確かに幞せなんだけど、実際そうはいかないよね心で起こる感情や思う事なんお止められやしないんだからさ。傷぀いたり傷぀けたりする方が、幞せっお感じる瞬間よりずっず倚いず思うんだ。思うけど、なんでだろ必死で繋ごうずするよね、みんな、その恋を。䞍噚甚に、みっずもないぐらいに泣きながらさ。マンションに垰ったのはい぀もより少し遅い明け方時。倧事な俺の甥っ子は、゜ファで目を腫らしたたた眠っおた。

[闇光SS]

#822016/04/10 07:50
sage

い぀もは芏則正しく自分の郚屋で倜寝お朝起きる子なんだけれど、、宗くん゜ファでも寝れる子だったんだね。俺は゜ファ堅いから無理。酔っぱらった時しか寝れないよ。ただ孊校にいくには時間があるから寝かせおおこうず思ったんだけど、久しぶりに顔を芋た気もしたからさ。䞀緒に倖で朝ご飯でもなんお思っお俺は起こす事にした。「宗く〜〜ん起っきしお〜〜宗く〜〜〜ん」぀぀いたり、぀ねったり、耳なめたりしおみた時、敎った甥っ子の唇が埮かに動いた。
「   な 」
ナ
「那瑠く  ごめ   」

[闇光SS]

#832016/04/10 08:06
sage

そう呟いくず同時に、閉じた目の長い睫から䞀぀滎がポトンず萜ちた。䞀瞬固たった俺だけど、すぐにわなわなず怒りみたいなものが腹に沞いおきお、「那瑠くんっお誰じゃぁあ────」ず、泣きながら寝おる(ぶっちゃけ可愛い)宗くんの暪で叫んでしたった。
「  ん、ナオちゃん 」
俺の叫び声で宗くんは目を芚たした。腫らした目の䞭の瞳はかなりう぀ろだ。那瑠くんお誰どこの子䜕にん぀うか䜕で男で泣いおんのずか問いだしたかった俺だけど、なんかその寝起きの今日の可愛さずいったら今たでで䞀番

[闇光SS]

#842016/04/10 08:23
sage

っおな感じだったわけで  。ずうずう涙の理由なんおぶっ飛んで、「宗くんおはよ〜〜っ」っおい぀ものように抱き぀いおしたった。「  䜕。」぀っおい぀も抱き぀く前に蹎られちゃうんだけどね。でも今日は蹎られもせず、俺は久しぶりに華奢で少し柔らかい倧事な甥っ子を抱きしめる事に成功した。 前より痩せたふず顔を芗きこむず虚ろな目がさらに泳いでる。䞋半身に来そうな魅惑的な色気さらに増しおるけど でも臥せた長い睫の䞋で、なんだか蟛い事を背負っおしたっおる  

[闇光SS]

#852016/04/10 08:51
sage

「ねぇねぇ、宗くん宗く〜ん」
宗くんを元気づけようず、俺はもう䞀床抱き付いおみるけれど。
「 僕、もう孊校行くから」ず、俺の腕を優しく振りほどいおフラフラず掗面所に向かう宗くんに、倧䞈倫ず、ありきたりの蚀葉しかかけおあげられなかった。そんな俺に宗くんはい぀も優しい。
「 倧䞈倫。ナオちゃんこそちゃんず寝なよ僕のベッド䜿っおいいから 」
 ほらね本圓に優しい子なんだ。だから俺は、元気のない宗くんを芋おられなくお、笑っおほしくお぀い぀いおちゃらけおしたうんだよね。

[闇光SS]

#862016/04/10 09:44
sage

そんな俺を宗くんは、「りザいんだけど」ずか「バカ」ずか蚀いたい攟題なんだけど、それはきっず愛情の裏返しだっお信じおるよだっおほら、宗くんにずっお俺は、頌れるナむスガむミラクル玠敵な叔父さんなんだから
「そうだよね宗くんっ」
振り返ったそこに、宗くんはもう居なかった 。どうやら俺の事をほったらかしにしお孊校に行ったらしいね。たったく宗くんおば照れやなんだから。僕はそんな宗くんが倧奜きさ
「宗くぅ〜〜〜〜〜ん早く垰っお来おねぇ〜〜〜〜」

[闇光SS]

#872016/04/10 10:26
sage

校門をくぐるず初音は真っ先に䞭庭に向かった。─那瑠くんに謝らなきゃ ─䜕床も芋぀められた。き぀く抱き締められた。那瑠の感芚を確かに感じおいたのに、どうしお他の人の名前を呌んでしたったんだろう。昚倜目の前に映っおいたのは確かに那瑠だった。なのにどうしお──  。ずにかく謝らなければ。どれだけ那瑠を傷぀けたかわからないけれど、ずにかく謝らなければ 。呪文のように繰り返しながら、初音は䞭庭ぞず急いだ。那瑠に䌚える確信なんかなかったけれど  。

[闇光SS]

#882016/04/10 10:36
sage

䞭庭をくぐるず埮かな春の匂いがした。立ち䞊ぶ桜の朚は、薄いの蕟を幟぀も纏っおいた。
「そっか 、もうそんな季節なんだ 」
足を止め、開花間もない桜を芋䞊げおみる。ゆっくりず深呌吞をするず、次第に心も穏やかになる気がした。 ふず遠くから聞き慣れた笑い声が聞こえお来る。
「うそマゞで〜」
 那瑠だ こちらに向かっお来る聖蘭生埒の䞭に那瑠の姿をずらえるず、初音は䞀瞬ピクリず䜓を匷匵らせた。けれど、い぀もず倉わらぬ那瑠の笑顔を目にするず、どこかほっずした気持ちだった。

[闇光SS]

#892016/04/10 11:02
sage

「でさ  」
楜しそうに話しなが向かっお来る那瑠も、こちらに気付いたようだった。䞀瞬凍り付いたように足を止めるが、再びこちらに向かっお歩き出す。
「あの 那瑠くん 」
すぐ目の前を通り過ぎようずする那瑠に思い切っお声をかける。
「   」
けれど初音には目を向けようずもせずに、そのたた初音の前を通り過ぎお行った。
「はは そう だよね 」
那瑠の埌ろ姿をただ呆然ず芋送り、力なく呟いた。胞に突き刺さるような痛みを感じながら。
「圓たり前だよ 嫌われお圓たり前 」

[闇光SS]

#902016/04/10 11:23
sage

本圓はどこかで期埅しおいたのかもしれない。たたい぀ものように笑いかけおくれるず。自分の名を呌んで抱き締めおくれるず。どれだけ傷けたかもわからないのに、ただ䞀぀わかった事は    い぀の間にかこんなにも倧きくなっおいた那瑠の存圚──。 奜き。きっず奜き。愛しおるかどうかわからないけど きっず奜き。奜きなんだ 。でも   。
「 もう 遅いよ 」
胞の痛みず激しい目眩は、頬を䌝う涙ず共に初音の身䜓をそのたた地面ぞず叩き付けた。

[闇光SS]

#912016/04/10 11:39
sage

埮かに感じる心地奜い颚ず瞌の裏をチラ぀く圱に、初音はそっず瞌を開いた。
「 気が぀いたか。」
芋芚えのある顔が芗き蟌んでくる。
「 先 生  」
「いいからただ寝おいろ。軜い貧血を起こしたんだ」
起き䞊がろうずする初音をもう䞀床寝かせ、心配はない、ず高遠は付け加えた。
「あぁ、それから睡眠はしっかりずっおおけ。 眠れないような悩みがあれば聞いおやるぞ」
窓際に移動し煙草に火を぀けるず、先日もずぶ濡れで運ばれお来た初音を思い、気䌑めにしかならないだろう蚀葉をかける。

[闇光SS]

#922016/04/10 15:36
sage

「 倧䞈倫 。 䜕でもないんです 」
差し蟌んでくる光に目を现めながら、粟䞀杯埮笑む初音に、「 そうか」ず䞀蚀だけ返しお、぀けたばかりの煙草の火をもみ消す。
「さお 担任には俺から話しおおく。ここで少し䌑んだら、今日は早退しお家でゆっくり䌑め」
「 はい」
郚屋から出おいく高遠の埌ろ姿を芋送りながら、初音は力なく返事をした。
「あぁ、そうだった 」
保健宀の入口で高遠が振り返る。
「さっきお前をここたで運んで来た奎  隣の聖蘭のダツだな 。知り合いか」

[闇光SS]

#932016/04/10 15:58
sage

「え 」
ドキッずしお思わず身䜓を起こし聞き返す。
「あぁ、茶髪で元気のいいダツだったぞ。そこの窓を壊れそうなくらいガンガン叩いお、コむツを蚺おやっおくれ っお、血盞倉えお叫んでたな 」
䞭庭に通じる窓を芋やりながら、先皋の出来事に高遠は苊笑いを浮かべた。
「 たぁ、今床䌚ったら瀌のひず぀でも蚀っおやれ」
そう蚀い残し保健宀から出お行く高遠の足音を初音は呆然ず聞いおいた。
「那瑠くん  」
自然ず零れるその名前は初音の心を匷く揺さぶり、次々ず溢れる涙を止めるこずはできなかった。

[闇光SS]

#942016/04/10 17:36
sage

二時間目の叀文の時間も那瑠は党く集䞭できおいなかった。頭にあるのはずっず初音の事ばかりだ。
「倧䞈倫かよアむツ 」
独り蚀を呟いお、窓際の垭から初音ず出䌚った䞭庭をがんやりず眺める。 初音宗䞀郎。初めお䌚った時から、その矎しい容姿ず独自の雰囲気に圧倒されおいた。玠盎じゃなくお意地っ匵り。なのに思わず抱き締めおしたいたくなるような繊现さも芋せる。そんな初音に䌚えば䌚うほど知りたくなっお、知れば知るほど惹かれおいった 。

[闇光SS]

#952016/04/10 18:01
sage

怪我をした俺を手圓おしおくれた初音の现い指先。二人サボった䜓育通で初めお芋せおくれた笑顔。思わず抱き締めおしたう俺に、戞惑いながら応えおくれた现い腕。あの日知っおしたった初音のこず。初音の気持ちず、「俺じゃない」名前── 。絶望に䌌たものを感じた瞬間だった。すべお忘れおしたいたかった。酷い嫉劬も独占欲も、心臓が千切れおしたいそうなくらいの胞の痛みもすべお。初音ずいう存圚を自分の䞭から消しおしたえばきっず楜になる。

[闇光SS]

#962016/04/10 18:14
sage

でもそれはできなかった。思えば思う皋初音の存圚は倧きくなるばかりで、もはや初音以倖のこずを考えられなくなっおいた。
「あぁちくしょヌ 」
今朝、初音を無芖しおしたったこずを那瑠は埌悔しおいた。─無芖する぀もりなんかなかった。なかったのに、昚倜のこずが思い浮かんで ─誰に蚀うわけでもない蚀い蚳を頭の䞭に䞊べおみる。─俺やっぱりアむツが奜きだ  どれだけ苊しくおも構うもんか ずにかく ずにかくアむツに䌚いたい すぐに䌚いたい ─

[闇光SS]

#972016/04/10 18:34
sage

「先生オレ腹痛早退する」
「おい藀岡 」
自分の名を呌ぶ担任を無芖し、那瑠は䞭庭ぞず向かっお走り出した。
「 アむツ ただ寝おるのかな  」
䞭庭たで走っおきた那瑠は、呌吞を敎えながら、先ほど初音を運んだ闇光孊園の保健宀の様子を倖から䌺った。颚に揺れるカヌテンの隙間から䞭のベッドが芋えるが、そこに初音の姿は芋圓たらない。
「やべ 俺っおストヌカヌ」
自分の行動に苊笑いしながら、ずりあえず誰かに聞いおみようかずくるりず回れ右をする。
「あ  」

[闇光SS]

#982016/04/10 18:44
sage

そこに初音はいた。
「初音 」
泣き腫らした瞳で芖線をそらさずにじっず芋぀めおくる。
「 具合 そう、具合倧䞈倫かっ」
䌚いたいず思う時に愛しい人を目の前にするず、激しく動揺しおしたう。
「   」
返事をする代わりに、涙を零しながら初音はこくりず頷いた。
「そ、そっか 」
その涙に思わず目を背けおしたう。そうでもしないず今床は本圓に自分を抑えられなくなりそうだからだ。
「あの、さ 初  っ」

[闇光SS]

#992016/04/10 18:54
sage

次の瞬間、初音が飛び蟌んできた。瞋り付くように銖に腕を回しお、掠れた事で䜕床も䜕床もその蚀葉を繰り返す。
「那瑠くんごめん ごめんね ごめんなさい 」
「初音 」
初音の行動に戞惑っおいた那瑠も、やがお初音をしっかりず抱き締める。
「 なに謝っおんだよ 銬鹿だな 」
自然ず発せられる穏やかな声は、髪を撫でる掌も優しく倉える。
「俺さ やっぱりお前が奜きなんだ 。俺埅぀よ 、おたえが俺を芋おくれるようになるの、ずっず埅っおるから  いいよな 」
「 那瑠く 」

[闇光SS]

#1002016/04/10 19:04
sage

その蚀葉を受け止めたのか、濡れた瞳のたたでこくりず頷く。
「  いいの こんな 僕で 」
「おたえじゃなきゃ駄目なんだよ 」
倧きな瞳からずめどなく流れる涙をそっず拭っおやるず、自然に芖線が絡み合う。
「奜き  」
初音の唇から掩れるその蚀葉に、もはや互いを匕き止めるものはなかった。自然に重なり合う唇は、二人の心を䞀瞬にしお満たしおしたう皋に甘く優しいものだった。
「 奜き 」
呪文のように繰り返される蚀葉に乗せお、䜕床も䜕床も求め合うような口づけを亀わしおいた─。

[闇光SS]

#1012020/07/02 08:37
タむコちゃん、甚事があるから残業できないっおどんな蚀い蚳
終業埌の倜時以降に甚事がある奎なんおコロナ枊の䞭いるわけねえだろ。
どうせキツいから定時で垰りたかっただけだろ先茩はみんなそう思っおいるぜ。
タむコちゃん、職堎に䜕しに来おいるの
終業時刻ず䌑憩時間しか守っおいないじゃん。ベテランの動きじゃないよ。
向䞊心がないのならば即刻蟞職するべき。
家族に今のタむコちゃんの姿を堂々ず芋せられるの

[同僚の愚痎]

#1022020/07/10 23:15最新レス
おい゚ロい挫画の広告やめろや
女子䟛も閲芧する公共の掲瀺板やろが

[山本 倪郎]


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