石川がプロ人生最大の危機に直面した。国内ツアー4試合連続予選落ちは、プロ転向1年目の08年以来9年ぶりだ。当時はまだデビュー3〜6戦目と経験が浅かっただけで、その年は優勝1回、ベスト10が5回とすぐに調子を取り戻した。だが今回は深刻だ。真っすぐ飛ばすことすらままならず10、11、1番とOBを3回。自信を喪失したかのように目線は下がり、笑顔は完全に消えた。
米ツアー出場権を逃したことでスイングを改造。だが一朝一夕に結果が出るほど甘くはなく「クラブのねじれが強い。体がぎこちない動きをしているうちは厳しい戦いが続く」と現実を受け止めた。ドライバーのイップスにかかったような状態でこの日、一時はプロでは最下位の104位に沈んだ。今後も国内ツアー出場を続けながら改善策を模索する考え。「精神的にきついですが、やると決めたら貫いてやるしかない」。輝きを取り戻すために、もがき続ける。【益子浩一】
米ツアー出場権を逃したことでスイングを改造。だが一朝一夕に結果が出るほど甘くはなく「クラブのねじれが強い。体がぎこちない動きをしているうちは厳しい戦いが続く」と現実を受け止めた。ドライバーのイップスにかかったような状態でこの日、一時はプロでは最下位の104位に沈んだ。今後も国内ツアー出場を続けながら改善策を模索する考え。「精神的にきついですが、やると決めたら貫いてやるしかない」。輝きを取り戻すために、もがき続ける。【益子浩一】