🥩 久慈市雑談

[今朝の紙面📰]
久慈市は6日、昨年10月の台風19号で被災した道路や川などの応急復旧業務で、請負業者への車両借り上げ料４５００万円が未払いであることを公表した。
建設部の担当職員が事務処理を怠った。支払い遅延で約８０万円の市負担も生じ、市の公金意識や管理態勢の甘さが問われる。
市によると、先月17日に市財政課が決算事務で把握した。担当職員は応急復旧に関する事務で３４社７０件の発注から支払いまでを１人で担当し、未払いは２９社５３件に及ぶ。業者からの請求書の処理を怠っていたが、所属長らも見逃した。１業者あたりの未払い額は最大約８３０万円。
担当職員は業者からの問い合わせには｢手続き中｣と回答していたという。先月下旬に市から説明を受けた建設会社幹部は｢職務怠慢による遅れだとは思わなかった。とても残念だ｣と驚く。
職員は会計処理に必要な指示書の作成を怠り、放置したことを認めている。市は支払い遅延利息７８万円を含む４５８８万円を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を10日の市議会臨時会議に提案する。

市は関係職員を厳正に処分する方針。遠藤譲一市長は定例会見で｢あってはならない事案。各社の協力を得た災害復旧の費用の支払いが放置されていて本当に申し訳ない。改善策をしっかり講じる｣と陳謝した。