■戦争と経済
現在、北朝鮮の動向次第では戦争が起きてもおかしくない状況となっています。
戦争となると大きく関係してくるのが経済です。
昔から戦争と経済は切っても切れない関係と言われています。
これは過去の戦争を紐解いていくとよくわかることです。
戦争と経済は密の関係なのです。
そこで今回は、過去の戦争から経済との関係性について紹介していきたいと思います。
■第二次世界大戦とブロック経済
戦争と経済の関係で必ず出てくるのが第二次世界大戦とブロック経済です。
ブロック経済が第二次世界大戦を引き起こした一因とされています。
1929年10月24日に世界大恐慌が起こりました。
これにより、アメリカは自国の産業を守ろうとします。
そしてアメリカに続きイギリスやフランスも同じく自国の産業を守ろうとしたのです。
そして、自国内や植民地だけで産業の取引をすることになり、ブロック経済を敷いたのです一方、日本やドイツ、イタリアなどは国土も少なく植民地もほとんどありません。
そのため、ブロック経済では経済が成り立たなくなったのです。
その結果、日本やドイツ、イタリアは無理な領地拡大にはしりました。
そして第二次世界大戦へとつながっていったのです。
このように、ブロック経済と第二次世界大戦は大きな関係があるのです。
■日本経済と朝鮮特需
日本経済の歴史の中には朝鮮特需があります。
この朝鮮特需とは、朝鮮戦争の影響によって日本経済が好景気になったことを指しています。
朝鮮戦争によって、在日アメリカ軍や在朝鮮アメリカ軍から日本に戦争に必要な物質を発注しました。
直接調達方法によって大量の物資が買い付けられたのです。
その結果、日本経済は好景気となり、朝鮮特需を享受することができたのです。
その経済効果は、1950年〜1952年で直接需要は10億ドル、1955年までの間接特需として36億ドルと言われています。
このように、朝鮮戦争は日本経済に大きな影響を与えているのです。
このことからも、経済と戦争の関係が大きいことがわかります。
■現在の北朝鮮と戦争について
過去の歴史から戦争と経済が密の関係であることがわかったでしょう。
経済が理由となり戦争になることもあれば、戦争が理由となって経済が上向きになることもあるのです。
そこで気になるのが現在の北朝鮮です。
現在戦争となる可能性があるのは北朝鮮でしょう。
北朝鮮には経済制裁が行われています。
そう考えると北朝鮮が暴発し、戦争になってもおかしくないでしょう。
しかし、北朝鮮に対し経済制裁以外に有効的な手段がないのです。
また、もし北朝鮮が戦争を起こした場合、日本経済に大きな影響を及ぼす可能性が高いです。
しかし、過去の朝鮮戦争のように好景気になるとは考えられません。
経済は悪化し、株価は大幅に下がることが予想されています。
とにかく、戦争と経済は大きな関係があるのです。
そして、北朝鮮が戦争を行なえば、日本にも大きな影響を与えることになります。
しかも、北朝鮮への経済制裁を強めれば戦争になる可能性があるのです。
日本はどう行動をしていくべきなのでしょうか。
【日時】2017年11月15日(水)
【提供】YAZIUP