🌊 福島災害

５０代のこの男性は、原発事故で一度は避難。
それでも地元で暮らしたいと南相馬市に戻り、ルキオに就職しました。

元従業員（５０代）
「復興に貢献する会社なのだろうと思い、入社した。」

費用水増し　６億円超を不正受給

「ルキオ」は東北工場設立にあたり、多額の補助金を受け取っていました。
福島県への企業進出を促すための「立地補助金」です。


ルキオは福島県に対し、設備投資にかかった費用を水増しして、「立地補助金」を申請するなど、県や市の支援制度を悪用。
補助金や助成金、合わせて６億２，７００万円あまりを不正に受給していたのです。
去年（２０１６年）、福島県の調査で不正が発覚。
県は、代表取締役を詐欺の疑いで刑事告訴しました。
当初から、制度を悪用するつもりだったのか。


ルキオの東京本社を訪ねました。

金澤隆秀記者（社会部）
「応答ないですね。
中も明かりが消えていて、人の気配がないです。」

“傷に塩を…”　職を失った被災者

働いていた被災者は、職を失うことになりました。
不正発覚後、工場が閉鎖されることになり、２０人あまりの従業員全員が退職せざるを得なくなったのです。
無職となった４０代の男性。
不正を見抜けなかった行政にも問題があったと訴えています。


元従業員（４０代）
「自分らは、つらいことだけしか残っていない。
その気持ちを県と市は、どう思っているのか。」


避難先から戻り、ルキオに就職した５０代の男性。
子どもはこの春、大学に進学しますが、新たな仕事は見つかりません。


元従業員（５０代）
「震災にあってけがをしている人間に、また塩をすり込むようなことをして、（復興への思いを）踏みにじられたのが率直なところ。」

■不正受給３７億円！　ほとんど闇に…

工場、港、商店…。
働く場が一気に奪われた東日本大震災では、これまでにない規模の補助金や助成金が打ち出されました。


被災した複数の、中小企業を地域単位で支援する「グループ補助金」がおよそ５，０００億円。
被災した人を採用した企業などを助成する「緊急雇用創出事業」、およそ２，９００億円などです。


今回、ＮＨＫが取材したところ、不正受給などと認定された企業や団体は少なくとも３０。
総額は３７億円あまりにのぼっていることがわかりました。
このうち、返還が確認されたのは７億円あまり。
およそ２０％にとどまっています。

助成金コンサルが…　県が注意呼びかけ


さらに今、助成金の申請を代行する悪質な仲介業者がいるとして、宮城県は注意を呼びかけています。


仙台市内で、サービス業などの会社を経営している男性です。
助成金を不適正に受給した疑いがあると、宮城県から指摘を受け、全額を返還することになりました。

“助成金の不適正受給”　指摘を受けた経営者
「復興に伴う助成金でありながら、適切に確認しないまま進めていた。
代表である私にすべての責任。
大変なことになってしまった。」


男性の会社は、被災者を７０人近く雇い入れたことで、８，０００万円あまりの助成金を県から受け取っていました。
助成金を知ったきっかけは…。

“助成金の不適正受給”　指摘を受けた経営者
「助成金コンサルタントのような人から営業があって、（助成金の）申請にかかる、すべての部分を委託していた。」


男性は、助成金コンサルタントに手数料を支払い、助成金の申請を代行してもらいまいした。
ところが、提出された書類の内容は実態とかけ離れたものだと、のちに発覚したのです。
男性は、こうした内容については知らなかったと主張しています。
私たちは、このコンサルタントを探しましたが、接触することはできませんでした。
県の担当者は、警戒を強めています。

＞県の担当者は、警戒を強めています。

ウソつくなよ
書式の体裁のみでOK出してるだろｗｗ
AIにやってもらったほうがなんぼもマシだろうな

おいしくいただあきました

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弘道会が美味しくいただきますた