危険ドラッグの原料になる指定薬物を中国から密輸しようとしたとして、警視庁組織犯罪対策5課と東京税関などは18日までに、関税法違反(指定薬物輸入未遂)容疑などで会社役員林幸一容疑者(54)=東京都国分寺市戸倉=を逮捕した。
今年4月に指定薬物の輸入を禁じた改正関税法が施行されて以降、適用は全国で初めて。林容疑者は「指定薬物を輸入しようとしたのは間違いないが、関税法で禁止されているとは知らなかった」と話しているという。
逮捕容疑は今年4月、指定薬物の亜硝酸イソブチルを含む液体の「RUSH」を中国から輸入しようとした疑い。