危ない漢字がリスクを知らせる
特定の漢字が含まれる土地は「災害のあった地域だよ」と先人が教えてくれているのだ。
これらの漢字は、例えば災害を直接示すようなものではなく、一見風流で魅力的な印象を与えることもあるので意識して覚えておこう。
<生き物系>
・龍・竜
竜が起こしたような津波があった。龍は水を司るといわれる。(例:福井県 九頭竜川)
・鮎
「あゆく(揺れる)」に由来。地盤が弱い傾向あり。
地震の前に沢山の鮎が取れるという説にも関連している。
・蛇(じゃ)
悪い意味で水と縁が深い地域につけられる。土地が崩れやすい傾向が強いので要注意。
・鶴(つる)
川が鶴の首のようにうねっており氾濫が多かった。
「津留」
・亀(かめ)
亀が獲物を食いちぎるように、水に侵食されやすい地域・水害
・猿(さる)
「去る」などに由来。崖や、崩れやすい土地につけられる。
・駒(こま)
輪状に川に囲まれ、地盤が弱く洪水の被害を受けやすい
東京「駒込・駒場」
他には「蟹」「鷺」なども不吉な由来をもつ。
<自然系>
・椿(つばき)
刈り取られるように土地が崩れやすい。
・梅(うめ)
「埋め」に由来。埋立地であったり、過去の土砂崩れで砂が重なっていることを示す。
・芝(しば)
低地を意味する=川の氾濫・浸水に注意
東京「柴又」
・荻(おぎ)
崖が多かったり、過去の災害を受けた土地につく。
・柿(かき)
「掻き・欠き」を語源とする通り、崩れやすい土地、水害の多い土地につく。
他には「灘」「野毛」「草」「桜」「滝」などもある。
<その他>
・女(おな)
文字とは正反対に「男波」(荒波)に由来する。
過去に津波の被害をこうむった土地であることが多い。
(例:宮城県女川・福島県小名浜)
・倉(くら)
崖崩れ・雪崩が多い
他には「釜」「放」「衾」「袋」なども要注意だ。