🐬 鴨川市雑談

確かあれは 真夏の太陽が沈みかけた夕暮れ
夏祭りの夜ボクは妹の大好きな 金魚を買い妹と待ち合わせをしていた。
妹は ボクより 8つ下の14歳で少し呼吸器が弱い為 長く歩けない。

いつもボクの背中でおんぶをしないとダメになる。
金魚を買ったボクは妹と 橋の上で待ち合わせの約束をしていた。

人込みの中なかなか来ない妹を 探していたら妹は お祭りの主催者に
抱き抱えられて 泣きながら歩いていた。
ボクは走って妹の涙を拭いて上げ背中におんぶした。

妹は
「お兄ちゃんごめんね、暑くて目眩がしちゃって 立っていれなかったの」

ボクは
「いいんだよ。のんちゃんの足はボクだから、ぼくの背中はのんちゃんのものなんだよ」

妹は
「お兄ちゃん、ずーとのんの側にいてね、のんはお兄ちゃんのお嫁さんになるの」

ボク
「のんちゃんはいつまでもお兄ちゃんと一緒だよ」

二人には夕焼け空の真っ赤な色が反射し妹の金魚の浴衣は まるで 泳いでいるように浮き上がって見えた。


実は二人は幼い時に育ての親に引き取られ血縁関係はまったくない。
しかし二人は 親戚関係と言われて育てられていた。


運命の悪戯で二人は愛しあって良いのにそれを知らない。
必然的に逢わせられた二人なのに周りは誰も真実を教えないー。

あ〜 神様の悪戯なのか〜 運命の悪戯なねか〜
真実はひとつ。

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綺麗に纏め過ぎたかな？
評価をください。
もっと危険な臭いがした方かよいかな？
人間の出会いって必然的だと思う。

「しおん♪」

うわぁ！ありがとぉーございます❗
もっと、浴衣の少女が一時的に精神がおかしくなる病気で、売っている焼きそばやあんずあめなどを盗む行為をしてしまうとかでも良かったけど‼
少女を探しにいったら、もう捕まって、連れてかれるところだった。
みたいなのでも。