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宮崎県産の地鶏を豪快に炭火で焼くもも焼きなどで人気の居酒屋チェーン「塚田農場」で驚きの事実が。
塚田農場のメニューには地鶏を使っていることが強調されているが、実際には「つくね」と「チキン南蛮」にはブロイラーが使われていることが発覚したのだ。

消費者庁は、メニューの冒頭で「地鶏」を強調しながら、一部のメニューではブロイラーを使用していたとして「塚田農場」を運営する「エー・ピー・カンパニー」に再発防止を求める措置命令を出した。

「当店自慢の逸品」なのに
「当店ならではの自慢の逸品です！ぜひ！」と書かれている人気商品「チキン南蛮」
運営会社はおととし9月から去年9月の間、全国171店舗でチキン南蛮にタイ産のブロイラーを使用。
地鶏を使わなかった理由として「地鶏は固くなって向いていないため」と説明したという。

ブロイラーは短期間で出荷できるため、価格の安い若どりとして流通している。
一方、地鶏は飼育期間が80日以上など、様々な条件をクリアする必要があり価格も割高だ。

こうすれば見分けられる！？
調理前の状態で比較すると、右側の比内地鶏は色が濃く、左側のブロイラーは逆に色が薄い。
また味も、ブロイラーはやわらかい一方うまみが足りないが、地鶏は味が凝縮されて噛めば噛むほど自然の味、うまみがじわって出てくるという。

塚田農場を運営する「エー・ピー・カンパニー」は「あいまいな表記でお客様に誤解を与えてしまった。再発防止に努めたい」とコメントしている。