🔫 沖縄自衛隊・軍事

岩国市長、米艦載機移駐容認へ
　米軍厚木基地（神奈川県）から岩国基地（山口県岩国市）への空母艦載機移駐計画を巡り、岩国市の福田良彦市長が２３日の市議会定例会で、移駐を受け入れるかどうか表明する。福田市長はこれまでに、受け入れの条件としてきた米軍再編交付金の拡充などで「一定の成果が得られた」としており、移駐容認の姿勢を示す見通し。

　移駐は早ければ７月から始まり、米軍はＦＡ１８戦闘攻撃機などの計６１機を来年５月にかけて段階的に移す計画。岩国基地の機体は約１２０機に倍増する。

　福田市長は、国に対し、交付金の増額・延長や安心安全対策、地域振興策などを要望している。

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空母艦載機・国に容認伝達し長期的振興策を要望
7/11(火) 22:06配信 ｔｙｓテレビ山口

アメリカ軍岩国基地への空母艦載機の移転について県や地元自治体は国に容認を正式に伝えました。同時に移転後の地域振興策などを改めて求めました。
村岡知事と岩国市の福田市長らが防衛省を訪れ稲田防衛大臣に移転の容認を伝えました。合わせて移転後の騒音などに対する安心・安全対策や長期的な地域振興策を改めて求めました。稲田朋美防衛大臣は「安心・安全対策、地域振興策について、全力で取り組んでいくので、引き続き地元の皆様方の理解と協力をお願いしたい」と述べました。

計画では神奈川県・厚木基地の艦載機61機が早ければ今月から段階的に岩国基地に移転してくる予定で、岩国はアメリカ軍の航空機、およそ120機を抱える極東最大級の基地となります。県や、岩国市など地元の市や町は先月、「容認」を表明していて岸田外務大臣にも同様の要望をしました。地域振興策の具体的な話はありませんでしたが、「地元の声は伝わった」としました。10年以上議論されてきた艦載機移転は、具体的なスケジュールが明らかになってからの半年で、一気に進展しました。一方で、騒音や事故の増加などを心配する声は根強くあります。
村岡知事は「移駐（容認）表明で終わりでなく、これからまさに移駐が始まってくる。これから地元の不安とか、さまざまな事故への心配とか、そういったものも出てくるので国に対しては求めていくべきものはしっかりと求めていきたい」と話しました。