>>15は有病率約1%(100人に1人)の「統合失調症(精神分裂症)」の主な症状です。
この疾患を疑われる人がいて、他人を害するおそれがあるようなら、精神保健指定医に通報すれば、
診断次第では「措置入院」させて強制的に隔離することができます。
1)妄想::現実的でない間違った考えを正しいと信じ込み、その確信があまりにも強い為に、間違いを訂正する事が出来ない症状。
2)幻覚::代表的な幻覚には、実際には存在しない声が聴こえたり、その声に命令されたりする幻聴と、現実にはないものが見える幻視がある。
3)観念連合障害::言葉とモノや意味との関係性(観念の連合)がバラバラになり(弛緩)、話しの最中に、あるテーマから、突然、何の脈絡もなく別のテーマに飛躍し、話しの内容が支離滅裂となり、コミュニケーションが難しくなる。
4)妄想気分・知覚::現実的には恐怖がないのに、何か恐ろしいことが起こるに違いないと確信し、不安な気分になる症状。自分だけにしか分からない意味を与えて知覚したり、本来、関係のないものを結びつけて迷信的、盲目的にに信じたりする症状。
5)思考奪取::自分の考えている内容が、他人から抜き取られたり、覗き見られていると思い込んでしまう。