長崎市の公園で福岡県在住の中村由美さん(41)の遺体が見つかった事件で、25日、死体遺棄の疑いで職業不詳・二場勇次(49)と同・大鳥豊樹(30)の両容疑者が福岡県警に逮捕された。
中村さんの死因は肺炎だったが、頭部には複数の傷があったという。原因は“DV”のようだ。県警は暴行と肺炎との因果関係を調べている。
「二場容疑者が主犯格とみられています。中村さんとはSNSを通じて知り合い、内縁関係にあった。
二場容疑者には女性にDVを繰り返していた過去があり、中村さんにも暴行を加えていたとみられています」(捜査事情通)
どんな男たちなのか。
大鳥は福岡県飯塚市出身。
二場容疑者とは親しかったようで、二場容疑者のフェイスブックにツーショット写真が載せられている。
「大鳥さんがご両親と引っ越してきたのは10年ほど前。清掃関係の会社に勤めていて、父親の代わりに集落の行事や草刈りの手伝いをしているのをよく見ます。真面目な好青年という印象でした」(近隣住民)
二場容疑者は福岡県田川市出身。
本人のフェイスブックによれば、ジュエリー販売の会社を立ち上げているようだ。
離婚歴があり、今年3月には〈俺は、大切なもの! 気持ち! 心! 人を失い己の愚かさを痛感しました、また、いつもながら、人を信用出来ない気持ちがパンクし、人間不振(ママ)です〉といった“心の闇”をにおわせる書き込みがあった。
さらに驚くことに、田川市の二場公人市長(58)との関係をアピールする書き込みも。
〈親戚の二場公人兄が! 現職を破り! 当選しました〉〈田川市の活性化発展の為に粉骨砕身の決意を有言実行とさせて頂きます〉
まるで選挙参謀のような書きぶりだった。
二場容疑者はそんなに市長と関係が深かったのか。二場公人市長を直撃すると……。
「確かに遠い親戚に当たりますが、親しくはありません。
『身内だから手伝わせてくれ』と選挙のたびに1日だけ顔を出す程度で、ほとんどしゃべったこともない。
身内から彼について悪いウワサを聞いていたので、深くは関わらないようにしていました」
ちなみに二場市長は今年4月の統一地方選で、現職をわずか63票差の大接戦で破り、初当選したばかり。
こんな男に親戚ヅラされるのはいい迷惑だろう。
【日時】2015年05月27日(水) 09:26
【提供】日刊現代