■店も客を選ぶ?
お客様第一主義とでもいうべき考えが一般化している日本では、多くの店でお客には好意的で低姿勢な態度をとってくれます。
自分が店の側に立った場合でも、そうするオヤジが多いでしょう。
それが、高級店ともなれば、動くお金の額も利益も大きくなり、必然的におもてなしのレベルも上がるというものです。
普段は、リッターカーやコンパクトカーなどの大衆車を扱っているカーディーラーにしか行かないオヤジでも、一度は高級車のディーラーを訪れてみたいと思うことが少なくないようです。
そこで知りたい、高級車のディーラーの客対応!
まず、レクサスやベンツ、BMWなどの一定以上の経済力がある人が乗る車のディーラーの場合は、客層に応じたサービスを意識していると感じることがあります。
いまどきは、中古車屋でも好きなドリンクを飲めるところが増えていますが、高級車ディーラーでは、コーヒー一杯でも良いものを用意していることが珍しくないようです。
尤も、飲む側に判別する舌がなければ意味がありませんけれど。
実は、高級車ディーラーは、そうした些細なことと思われるところまで、しっかりと高級指向をもってお客を迎えているものだと考えられます。
しかし、言葉に現せないその雰囲気が、時として「客を選んでいる」と思われることがあるようです。
ただし、これは客側の過剰反応であることも少なくありません。
特に、自分には敷居が高いと思いながら入ると、卑屈に考えてしまいがちのような…。
■店員の優秀度合いは高いと思われる
高級車ディーラー側としては、高級なイメージを損ねることを嫌うのが当然です。
接客における高級イメージとは、金を持っていなさそうな客を排除することではなく、悪いうわさを流されないような接客を心がけることでもあるはずです。
従って、どのような客であろうとも、一定レベルの接客を行うのが基本です。
街の中古車屋のお兄さんが気さくでフランクなのは良いことですが、高級車ディーラーの営業マンがそれでは困るというもの。
良いか悪いかというよりも、自分の経験範囲内の接客かどうかということです。
その意味では、最近は一般車ディーラーにおける接客もレベルが上がっていると思われるため、高級車ディーラーとの差はないという人もいます。
また、高級車ディーラーであっても、買う気のない客や買えそうに見えない客に対する対応が適当だという人もいます。
個人の感じ方である以上、他人も同じように感じるかどうかはわかりません。
ただ、どのような組織であっても、一部に基準外の言動をする人間がいる可能性は排除できません。
たまたま、そのような人間に当たったら、その店のイメージが悪くなるのも仕方ないことです。
さらに、高級車ディーラーも商売である以上、そのときの販売状況によっては「冷やかし」に見える客の相手をしていられないこともあるでしょう。
それを悟られてはいけませんが、早く帰れと思ったとしても不思議ではありません。
ただ、それではその辺の迷惑営業マンと大差なくなります。
そして、値踏みの的中率が100%でない限り、大事な見込み客候補を失うことを理解できない低級営業マンですから、こちらから願い下げです。
ということで、真っ当な高級車ディーラーであれば、気持ちよく案内してくれます。
正々堂々と入っていけば良いのです。
万が一、おかしな接客態度であれば、黙って出てくれば良いだけで、腹が立ったら本社へでも苦情を入れればOKです。
【日時】2017年05月17日(水)
【提供】YAZIUP