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黄緑色に光るタンパク遺伝子を導入した観賞用の花をNECソリューションイノベータや千葉大学などの研究グループが開発した。

最初に開発した2013年当時は、黄色いフィルターなしでは光って見えなかったが、遺伝子配列の置き換えによって、より手軽に鑑賞できるようになったという。

NECソリューションイノベータによると、光る花は富山湾の深海に生息するカイアシ類キリディウス・ポッペイというプランクトンの蛍光タンパク質を植物に遺伝子導入し、世界で初めて開発したもの。

2013年当時は、青い可視光で照らしながら黄色いフィルターを使う必要があったが、遺伝子配列の置き換えを30万通り試したなかから、青い光を使わずなくても、紫外線の照射だけで明るく光る改良版を開発。

園芸用に人気があるペチュニアのうち、一重咲きと八重咲きのタイプで開発された新品種は、市販されている携帯型UVライトを使えば、イベント会場や店舗などでも手軽に楽しめるようになるかもしれない。

今回の光るペチュニアは、7月11日から10月1日まで、東京・上野の国立科学博物館「深海2017〜最新研究で迫る“生命”と“地球”〜」展で展示される予定だ。