未成年の少女と飲酒し、淫行をしていたとして現在無期限活動停止中の俳優・小出恵介(33)の所属事務所は15日、少女との間で示談が成立したと発表した。
示談内容の詳細は明かされず、弁護士を通じて少女側の親権者を交えて話し合い、10日に成立したという。
しかし、小出についての続報が止まらない状況だ。
6月11日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)でもこの問題をめぐり、司会の松本人志(53)が、「未成年の女性の方も取り締まれるような罰則を作るべき」と自論を述べる一幕があった。
松本は小出については、「彼が無理矢理しているかもしれないので、この件に関しては別問題ですけど」としたうえで、未成年飲酒や不適切な関係にまつわる問題については、「多少罰を設けた方が、絶対こういう事件は減ると思うんですよね」とコメントした。
またスタジオでは、小出と一緒にいたという友人についても、未成年を呼んだことについてはお咎めがないのかという話題に発展。
この同伴者の責任についても問い、危機管理を考えるうえでは、女性が来た瞬間に小出は帰るべきだという意見もあった。
小出の所属事務所であるアミューズは、小出を解雇しない方針であることは変わらないようだ。
こういった状況に慌てているのはアミューズだけではない。
特に若手俳優を束ねる芸能事務所は、所属俳優らに注意喚起を促しているという。
「これまで“放任主義”をとっていた事務所も、急に慎重になっている。なかでも“遊び人”と噂される俳優が所属している事務所では、小出の件を踏まえて女性と会う時は複数名で会うことを命じている事務所もあるほか、行動を監視するというかなり厳しい手段を検討している事務所もある」(芸能関係者)
20代から30代前半の彼らは、ハニートラップの恰好の餌食とも言える。
それゆえに俳優本人達たち、戦々恐々としているのかもしれない。
■事務所はもうタレントを守らない?
また小出の件では所属事務所にも大きな損害が及んでいる。
アミューズの株価は小出の一連の件で下落。
さらに出演CMなどの違約金なども今後発生することになる。
このような状態から芸能界全体でも次第に変化が見られているという。
「スキャンダルが発生した場合、一番多いのは事務所が擁護することです。しかし最近ではSNSの拡散やマスコミ報道の過熱もあり、事務所の火消し程度では間に合わないレベルになってきている。特にスキャンダルとスポンサー契約は大きく直結しているので、小出のような事件性を匂わせるものになるとバッサリ切られてしまう。今は稼ぎ頭のタレントを失うよりも、不祥事による違約金の方が怖いという声もある」(前出・芸能関係者)
東証1部上場企業であるアミューズにも今回の件では混乱が生じているようで、他の若手俳優にも身辺調査を行っているとも言われている。
「次の要注意人物は佐藤健(28)でしょう。事務所の稼ぎ頭でもありますが、これまで数々の女性芸能人と浮名を流している。最近は主演作も増え、本格派俳優としてようやく落ち着いたイメージになってきたところ。だからこそ、なんとしてもこのタイミングでのスキャンダルは避けたいところでしょう」(前同)
もはや一タレントのスキャンダルが所属事務所を大きく揺るがす時代になっている。
【日時】2017年06月16日(金) 17:05
【提供】デイリーニュースオンライン