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　ジャニーズを辞めたはずの中居正広の番組で、ここまでジャニーズ忖度が蔓延るとは……。


　中居が司会を務める特番『中居正広のダンスな会』（テレビ朝日）が6日に放送された。

プロが選んだ「すごいダンス・ベスト40」を発表しながら、DA PUMPのISSAやSnowManのラウール、舞台演出家の宮本亞門といったゲストたちがダンスの魅力を存分に語った。


「ベスト40」にはバレエダンサーの熊川哲也をはじめ、TRFのSAM、三浦大知、s**t kingzといった日本で活躍する面々や、マイケル・ジャクソン、フレッド・アステア、ニコラスブラザーズといった海外レジェンドたちまで幅広くピックアップしていたが、不自然な点があったのだという。

レコード会社関係者はこう語る。


「今、音楽業界的にダンスを語るとしたらK-POPとEXILE擁するLDHは絶対に外せない。

それなのに番組では一切扱われなかったんです。

さすがに不自然だと感じてしまった。

K-POPにつては、韓国の振付師であるリアキムを紹介したり、韓国で活躍する日本人ダンサーのYUMEKIの紹介部分でK-POPグループのEXOなどの映像が流れ、韓国のダンスのレベルがいかに高いかという話題は出たものの、＜ベスト40＞にK-POPアイドルが入ることはなかった。

LDHに関しては、まったく触れられませんでした」（レコード会社関係者）
　また、番組内では今年発足されたダンスのプロリーグ大会「D.LEAGUE」についても取り上げていたが、この大会のチーフクリエイティブアドバイザーがEXILE HIROなのだ。


「D.LEAGUEは実質的にLDHが立ち上げたといっても過言ではない大会。

この大会を取り上げるなら、やっぱりLDHの話は出るはずなのに、本当に驚くくらい触れられなかった。

また、＜ベスト40＞内にはジャニーズ枠が設けられ、少年隊やSnowMan、King & Princeなども入れられていました。

特にキンプリの映像が多く使われ、猛プッシュされていた。

キンプリはもちろんダンスのレベルは高いけれど、K-POPやLDH勢に比べたら見劣るでしょう。

あと、安室奈美恵やPerfumeといった女性アーティストがまったく取り上げられなかったのも気になりました。

どうにも偏った＜ベスト40＞で興ざめしましたよ」（同）
　さらに番組では、中居に「ジャニーズのダンスってどう？」と聞かれたISSAが「ストリートダンスを広めたのはジャニーズだと思う」と答えるなど“ジャニーズヨイショ”に抜かりがなかった。


　せっかくジャニーズから独立した中居が仕切る番組なのだから、芸能界的な忖度はなしにして本気のダンス語りを展開すれば、もっと見応えのある番組になったのではないだろうか。