9日午前9時20分頃、長野県南牧村海ノ口の別荘地で、近くの別荘を所有する男性(61)が、一部が白骨化した遺体を見つけ、別荘管理事務所を通じて佐久署に通報した。
遺体は毛布に覆われて土がかぶせられていたことから、同署は死体遺棄事件とみて捜査を始めた。
司法解剖の結果、遺体は死後2〜3か月以上経過しているとみられ、骨格などから30〜50歳代の男性と推定される。
身長は1メートル60〜70前後で、髪は茶色で肩くらいの長さ。
豊胸手術をした痕があり、着ていた七分袖のTシャツは女性用だった。
右上腕部には人魚のような絵柄の入れ墨があるという。
身元につながる遺留品はなく、死因は特定できていない。
現場は山梨県境に近い別荘分譲地。
別荘関係者によると、8日夕に現場付近で骨が見つかり、翌9日に近くの別荘所有者らが確認したところ、土がかぶせられた黒っぽい毛布を見つけたという。