📜 栄村雑談

ＮＨＫ5月12日 20時24分 動画あり
東日本大震災が起きた翌日に、震度６強を観測した長野県栄村の地震から12日で２か月がたちま
した。現地では、今も160人余りの住民が避難生活を続けていますが、仮設住宅の一部が、13日、
完成する予定で、復興に向けた動きが進んでいます。

長野県栄村では、３月12日午前４時前、震度６強の地震を観測するなど、およそ２時間の間に震
度６クラスの地震が３回起きました。全半壊した住宅は180棟を超え、地震から２か月がたった
今も１６４人が避難生活を続けています。県では、仮設住宅５５戸を建設する予定で、このうち
５戸については１３日に完成し、14日以降入居が始まります。入居が決まっている齋藤峰子さん
（78）は「自宅が壊れて暮らせなくなったので、仮設住宅は本当にありがたい」と話していまし
た。県は、残る50戸についても順次建設を進め、早い住宅では来月１日から入居が始まる予定です。
一方、被害を受けた建物の再建にも建築資材が必要ですが、東日本大震災の被災地に集中して供
給されていることなどから、栄村では不足する見込みです。県では、特に不足が予想されるベニ
ヤ板を確保するため、長野市にある県有林で、原料のカラマツの伐採を先月28日から急きょ始め
ました。伐採されたカラマツは石川県の製造会社に運ばれ、来週にも1000枚のベニヤ板が供給さ
れるということです。伐採作業を行っている北信木材生産センター協同組合の田中真喜さんは
「木材の提供が復興の助けになり、被災者に喜んでもらえるとうれしいです」と話していました。