『巌流島』は、かつてK-1を手がけた谷川貞治氏がプロデュースする新興イベント。総合格闘技に近いが寝技は15秒に制限され、リングでもケージでもなく円形の舞台を使用。相撲のように、そこから落とすことでもポイントになる。さまざまなジャンルが参加できる、公平な異種格闘技戦の場を作ることが大きなテーマだ。
スポーツではなく武道を標榜する『巌流島』にとって、無差別、すなわち“小よく大を制す”は欠かせないロマンだろう。とはいえ顔面パンチのあるルールで、極端に体重差のあるマッチメイクはとてつもなく危険だ。柔道やフルコンタクト空手にも無差別級はあるが、顔面パンチがない。仮に“中量級の実力者vsそれほどでもないヘビー級”の組み合わせだったとしても、万が一がある。
そしてその万が一で、選手が取り返しのつかないダメージを負ってしまうこともある。今回の無差別級マッチは、菊野と小見川から望んだこと。谷川プロデューサー自身は「やはり危ない。怖いですよ」と戦前から語っていた。
スポーツではなく武道を標榜する『巌流島』にとって、無差別、すなわち“小よく大を制す”は欠かせないロマンだろう。とはいえ顔面パンチのあるルールで、極端に体重差のあるマッチメイクはとてつもなく危険だ。柔道やフルコンタクト空手にも無差別級はあるが、顔面パンチがない。仮に“中量級の実力者vsそれほどでもないヘビー級”の組み合わせだったとしても、万が一がある。
そしてその万が一で、選手が取り返しのつかないダメージを負ってしまうこともある。今回の無差別級マッチは、菊野と小見川から望んだこと。谷川プロデューサー自身は「やはり危ない。怖いですよ」と戦前から語っていた。