🎾 テニス

恋人同士がシングルスで対戦、試合後にはキス　女子テニス


【パリＡＦＰ＝時事】女子テニスのリキモリ・オープンは29日、シングルス1回戦が行われ、ベルギーのアリソン・バンアーツバンクは6─4、1─6、6─1で同胞のグリート・ミネンを下したが、この一戦は自身にとって2回戦に進出すること以上の意味を持つものとなった。（写真はテニス、ウィンブルドン選手権、女子ダブルス2回戦で試合に臨むグリート・ミネン（右）とアリソン・バンアーツバンク）
　２５歳のバンアーツバンクと２１歳のミネンは同性愛者であることを公表している数少ないテニス選手で、公私共にパートナーを組んでいる。先日のウィンブルドン選手権では一緒にダブルスに出場したが、シングルスで対戦するのはこれが初めてだった。
　試合が終わると、世界ランク６５位のバンアーツバンクは同１２３位のミネンをハグして慰め、唇にキスをした。コートを後にした直後には、二人が抱きしめ合っている動画をコメントなしでリツイートしていた。両選手は交際して３年になる。
　ウィンブルドンの女子ダブルスで２回戦敗退に終わる前、バンアーツバンクはより多くの選手がカミングアウトできるようにと、テニス界からのさらなる支援を呼びかけ、「もっと選手が名乗り出て、サポートを受けられるように私は支援するけど、一人ではどうにもできない」と訴えた。