きびきびと入場する一団の中に、男子がいた。水着はパンツだけで上半身は裸。短い髪はゼラチンで固める必要もない。12歳の佐藤陽が、1957年に始まり、今年で60回目(11年は中止)の歴史を誇る日本選手権のシンクロ部門で初の男子選手になった。プールに入れば、8人の女子に交じっても違和感はない。中高生だけのチームは最下位の10位だったが「泳ぎ終わって楽しかったなと思います」とぷくっとした顔で笑った。
茨城県つくば市生まれ。2歳で水泳教室に入った。5歳の時、3歳年上の姉友花(ともか)を教えるコーチからシンクロに誘われた。「最初は『え、なにそれ』と思った。恥ずかしいな」。だが水中で踊ることが楽しく、始めて2年で違和感もなくなった。現在は週5日、女子と練習。シンクロ歴7年で「これから大きな大会に出たいです」。
茨城県つくば市生まれ。2歳で水泳教室に入った。5歳の時、3歳年上の姉友花(ともか)を教えるコーチからシンクロに誘われた。「最初は『え、なにそれ』と思った。恥ずかしいな」。だが水中で踊ることが楽しく、始めて2年で違和感もなくなった。現在は週5日、女子と練習。シンクロ歴7年で「これから大きな大会に出たいです」。