🤸🏻 体操・新体操

新体操 五輪に向け来季の団体メンバー選ぶ選考会
2019年10月6日 21時35分

先月の新体操の世界選手権で、団体総合で銀メダルを獲得した日本代表の来シーズンの団体のメンバーを選ぶ選考会が都内で開かれ、東京オリンピック出場を目指す選手たちがそれぞれ実力をアピールしました。

先月、アゼルバイジャンで行われた新体操の世界選手権で、日本はオリンピック種目の団体総合で44年ぶりに銀メダルを獲得したほか、オリンピックで実施されていない団体の種目別でも金メダルと銀メダルを１つずつ獲得しました。

団体は５人で演技を行いますが、新体操の日本代表は毎年選考会を実施し、「フェアリージャパン」として大会に出場するもとになるメンバーを選んでいます。

６日は都内で東京オリンピックが行われる来シーズンに向けた選考会が開かれました。

選考会にはキャプテンを務めてきた杉本早裕吏選手など今シーズンのメンバー12人のほか、新たに代表入りを目指す選手も含め14歳から25歳の35人が参加しました。

選考のポイントは、スタイルや身体能力のほか団体の演技への適応力などで、６日はボールやクラブ、フープを使ったテストなどが行われました。

このうち参加者全員が同じ曲と振り付けでクラブの扱い方を見るテストでは、杉本選手が手首を柔らかく使って正確に２本のクラブを扱うなどメダルを獲得した実力を見せていました。

日本体操協会の山崎浩子強化本部長は「毎年選考会を行った結果、若手とベテランがうまくかみ合い世界選手権ではいい成績となった。去年より技術もアピールしようという気持ちも上がっていてよかったと思う。東京オリンピックだけでなく、次のパリにもつながるよう若手も見ていきたいと思う」と話していました。