1992年に千葉県八千代市に生まれ、小学2年の時に父の影響で八千代警察署で柔道を始めた。八千代高2年時の高校総体で3位に入るなど頭角を現したが、大学は強豪校ではなく国立の東京学芸大学に進学した。
巴投げから寝技に移行し、腕ひしぎ十字固めで仕留める必勝パターンは大学時代に完成。東京学芸大の練習は自主性に任されており、強豪校に比べれば“緩かった”ものの、創造性が磨かれた。サンボやブラジリアン柔術の試合に出場していたOBが稽古に訪れると、自然と関節技の特訓になった。「少しずつコツが分かってくると面白くて」。寝技の魅力にとりつかれ、多い時は週4回、寝技の練習を敢行した。
ドリル(反復)練習を繰り返すうちに、無理な体勢からでも腕関節を決められるようになった。「自分の中で『これは決められるな』とわかる感覚があるんです」。サンボや柔術の技術を応用した独自の感性は、コーチが驚くほどだった。
[匿名さん]
投げ技が主流の日本女子の中で異色の存在だが、度重なる故障で試合に出ることができない時期も続いた。しかし、昨年11月の講道館杯を初制覇すると、続くグランドスラム東京でも初優勝。25歳で初の日本代表に選ばれ、「世界選手権は五輪と同じくらい遠いと思っていたが、代表の自覚を持ちたい」と決意を胸に戦った。
世界選手権の決勝では、同門の志々目愛(了徳寺学園職)に一本負けし、涙を流した。「練習不足だった。試合前にハプニングが起きて、出れるかどうか分からなかった。でも寝技を練習してきてよかった」。代表が決まってからも左膝の故障などで練習が積めず出場も危ぶまれただけに、負けた悔しさと戦い抜けた安どが入り交じった。
この階級には、角田と志々目以外にも17歳の阿部詩(兵庫・夙川学院高)や、五輪3大会出場で休養中の中村美里(三井住友海上)ら強豪ぞろい。2020年東京五輪の代表の座はもちろん1つで、角田は「みんな競っていて差がない。気を抜けばいつでも抜かされる」と緊張感を口にする。3年後に向けては必殺の関節技だけでなく投げ技も磨き、唯一無二の存在になる。(デイリースポーツ・藤川資野)
[匿名さん]
阿部詩「結果受け止められない」角田に一本負け
[2018年4月9日9時17分 ]
角田(右)にともえ投げ1本で敗れる阿部詩(撮影・今浪浩三)
<柔道:全日本選抜体重別選手権兼世界選手権代表最終選考会>◇最終日◇8日◇福岡国際センター
17歳のホープ阿部詩(兵庫・夙川学院高)は52キロ級準決勝で角田夏実にともえ投げで一本負けした。世界選手権の選考対象大会で3連勝していたが代表入りから後退。「まだ結果を受け止められない。苦手意識があり(ともえ投げを)受けられると思ったら甘かった。完敗です」と涙した。
世界王者の兄、一二三とのきょうだい代表を目指し「(2枠目で)もし、選ばれたら必ず世界一をとる」と声を絞り出した。
[匿名さん]
角田夏実「痛みを乗り越えてV」22日ぎっくり腰に
[2018年8月27日9時44分 ]
FacebookMessenger
ジャカルタ・アジア大会への意気込みを語る角田夏実(撮影・峯岸佑樹)
ジャカルタ・アジア大会への意気込みを語る角田夏実(撮影・峯岸佑樹)
ジャカルタ・アジア大会柔道女子52キロ級代表の角田夏実(26=了徳寺学園職)が26日、成田空港を出発した。
22日の稽古中にぎっくり腰になったことを明かし「試合以上に移動が怖いけど、痛みを乗り越えて優勝する」と誓った。
[匿名さん]
アジア大会 柔道女子52キロ級 角田が金
2018年8月29日 19時32分
ジャカルタアジア大会は29日から柔道が始まり、女子52キロ級で角田夏実選手が金メダルを獲得したほか、銀メダル3つを獲得しました。
ジャカルタアジア大会は29日から柔道が始まり、日本勢は男女合わせて4つの階級すべてで決勝に進みました。
このうち女子52キロ級では角田夏実選手が韓国の選手と対戦し、開始早々に「技あり」を奪って主導権を握り、2分すぎには得意の寝技で1本勝ちを収めました。
日本のこの階級の金メダルは、2010年の広州大会と2014年インチョン大会を連覇した中村美里選手に続いて3大会連続です。
[匿名さん]
角田夏実 階級下げ48キロ級で優勝 柔道講道館杯
柔道 2019.11.4
20191103-00010000-tvtokyos-000-4-view.jpg
講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(千葉ポートアリーナ)は3日、男子4階級女子3階級が行われ、女子52キロ級から階級を下げ48キロ級に出場した角田夏実(27・了徳寺大職)が優勝した。
徹底してかけ続けた得意の巴投
初戦を得意の巴投で一本勝ちとすると、準々決勝では4月の全日本選抜体重別選手権で優勝、シニアの国際大会でも結果を出してきた古賀若菜(18・南筑高校)と激突。序盤こそ巴投を警戒する古賀にペースを握られるが、1分過ぎにすかさず入った巴投から素早く腕挫十字固を決めて一本勝ち。
準決勝も遠藤宏美(26・ALSOK)を巴投で奪った合わせ技一本で下して決勝へ。渡邉愛子(東海大)との決勝でも序盤に巴投で技ありを奪うと、さらに片手巴投を決め一本勝ち。初戦からオール一本で優勝を遂げた。
今大会優勝者は五輪代表選考会 グランドスラム大阪の代表に
東京五輪の二次選考会となるグランドスラム大阪(11月22日〜24日・丸善インテックアリーナ大阪)の代表枠は一階級4枠で、世界選手権(8月)の代表とグランドスラムブラジリア(10月)に出場した選手はすでにその権利を持つ。残りの枠は今大会の優勝者、そのほかは実績・内容などを踏まえて選ばれる。
[匿名さん]
柔道 世界選手権 女子48キロ級 角田夏実が初の金メダル
2021年6月7日 1時54分
柔道の世界選手権が6日ハンガリーで開幕し、女子48キロ級では、角田夏実選手が古賀若菜選手との日本選手どうしの決勝を制して、初めての金メダルを獲得しました。
柔道の世界選手権は東京オリンピックの1年延期によって、東京大会の開幕まで1か月前余りの異例の時期にハンガリーのブタペストで開催されました。
日本の代表内定選手は出場せず、若手選手などが臨んでいます。
大会初日の6日は、男女合わせて2つの階級が行われ女子48キロ級では、2017年の世界選手権の52キロ級で銀メダルを獲得した角田選手が階級を変更して出場し初戦から3試合をいずれも得意の寝技の「腕ひしぎ十字固め」で一本勝ちしました。
準決勝は世界ランキング1位、コソボのクラスニチ選手にともえ投げで技あり2つを奪って「合わせ技一本」で勝ちました。
一方、大学2年生で19歳の古賀選手は初出場となる世界選手権で、1回戦から5試合を寝技や得意の大外刈りで勝ち、決勝に進みました。
日本選手どうしの対戦となった決勝は、角田選手が序盤から攻めてともえ投げで技ありを奪いました。
その後も角田選手が背負い投げなどで攻め続け、残り1分を切ったところで、再び技ありを奪いました。
角田選手は「合わせ技一本」で勝ち、世界選手権で初めての金メダルを獲得しました。
[匿名さん]