金野潤強化委員長「全階級金メダル」目標変わらない
[2018年8月26日13時44分]
ジャカルタ・アジア大会の日本代表について話す金野潤強化委員長(撮影・峯岸佑樹)
ジャカルタ・アジア大会について話す井上康生監督(撮影・峯岸佑樹)
全日本柔道連盟の金野潤強化委員長(51)が26日、ジャカルタ・アジア大会で「全階級金メダル」の目標を掲げた。
同大会に向けて、男女日本代表とともに成田空港を出発。搭乗前に取材に応じた金野氏は「アジア大会は来年、20年につながる非常に大きな大会。『全階級金メダル』が簡単でないことは分かっているが、日本柔道はどの大会であっても、この目標だけは変わらない」と言葉に力を込めた。
代表として結果も重要だが仮に結果が出なくても「課題をもって、次につなげることが大事。あくまでも最大のピークは20年。戦術課題なども見据えて戦ってほしい」と強調した。
25日の全日本実業個人選手権(兵庫・尼崎市)では、リオデジャネイロ五輪男子81キロ級銅メダルで昨年10月に右膝靱帯(じんたい)を手術した永瀬貴規(24=旭化成)らが実戦復帰した。「永瀬らの復活は、アジア大会や(9月の)世界選手権代表の選手たちの大きな刺激になる。五輪に向けて全階級が切磋琢磨(せっさたくま)することで日本のレベルも上がる」。
男子代表の井上康生監督(40)は「20年に向けての前哨戦として日本の強さをしっかりと示し、世界選手権の弾みにしたい」。女子代表の増地克之監督(47)は「特に48キロ級は世界選手権と同じぐらいのレベル。アジアで勝つことが世界につながる」と話した。
[匿名さん]