トヨタ自動車は15日、「プリウスPHV」に使われている不適切なヒューズが原因で、走行不能になるおそれがあると発表。
合わせてガソリン車のCH-Rでは、駐車ブレーキに問題があるとして、計約4万2600台をリコールすると国土交通省に届け出た。
リコールの対象となるのは、2011年11月から’15年1月まで製作販売された「プリウスPHV」計2万442台と、2016年12月から先月10日までに製作販売された「C-HR」計2万2223台。
トヨタによると、プリウスはハイブリッドシステムを保護するヒューズの容量に問題があり、運転を繰り返すうちに疲労断線して、最悪の場合、走行不能になるおそれがあるという。
一方、C-HRについては、これまでに155件の不具合が報告されている。
原因は、ブレーキ制御コンピューターのプログラムミスで、作動または解除操作を長期間行わないと、モーターの接点に酸化皮膜ができて、断線したと判定される場合がある。
そのため、警告灯が点灯し、電動パーキングブレーキが作動しないおそれがある。
改善策として、プリウスについては全車両、ヒューズを対策品に交換し、C-HRはプログラムの修正を実施する。
【日時】2017年11月15日(水) 16:41
【提供】ハザードラボ