中米コスタリカではポアス山に続いて、首都郊外のトゥリアルバ山でも先週末以降、活発な噴火活動が相次いでいる。
コスタリカ国立火山大学火山観測所(OVSICORI-UNA)は未明の噴火で、稲光に照らされて、一瞬だけ見えた幻想的な山のシルエットの写真を公開した。
コスタリカの首都サンホセから東へ30キロほど離れたトゥリアルバ山は、標高3340メートルと同国内では2番目に高く。
2014年に過去最大規模の爆発的噴火が起きてからは、毎年のように噴火が発生。
そのたびにサンホセにあるふたつの国際空港が閉鎖される事態に陥った。
今年は2月以降、ひんぱんに火山性地震が観測されるようになり、周辺都市部では大量の火山灰の被害に見舞われる被害が続いている。
24時間体制で動向を監視している国立火山大学の観測チームは今月20日未明に、噴煙とともに発生した雷の撮影に成功。
いわゆる「火山雷」かどうかは不明だが、一瞬の光によって夜空が明るくなり、山と噴煙のシルエットが浮かび上がって見える幻想的な光景だ。
■国内の火山の現況については、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。
【日時】2017年05月23日(火) 12:02
【提供】ハザードラボ