米国時間21日(日本時間22日未明)、米西部から東部までの広い範囲で、地球と太陽の間を月が横切って太陽が完全に隠れる皆既日食が観測された。
北米大陸を横断する形での皆既日食は99年ぶりとあって、トランプ大統領一家をはじめ、全米中が天体ショーに熱狂する姿は多くのメディアで報じられたが、我がハザードラボでは、宇宙から見た日食をお届けしよう!
今回、残念ながら日本では見ることができなかったが、地球全体で考えると、前回皆既日食が起こったのは2016年3月9日。
このとき見られたのはインドネシアや太平洋の一部。
次回の皆既日食は2019年7月3日だが、これも南太平洋や南米大陸に行かなければ観測できない。
毎回、高い確率で日食を楽しめるところといえば…、そう地上400キロを周回する国際宇宙ステーション(ISS)だ。
米航空宇宙局(NASA)によると、ISSは18分間の日食中に、月の影の一部分を3回通過。
太陽が3〜4割程度隠れた状態を、地球上の誰よりも最前線で観測した。
国立天文台によると、日本で次に皆既日食が見られるのは、18年後の2035年9月2日。
このときは関東北部から能登半島にかけて皆既日食、日本全国で部分日食が見られるはずだ。
【日時】2017年08月22日(火) 11:57
【提供】ハザードラボ