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乃木坂46の橋本奈々未（23）が10月20日、ラジオ番組『乃木坂46のオールナイトニッポン』（ニッポン放送）で、グループの卒業と芸能界からの引退を発表した。

活動の区切りは、11月9日発売のシングル『サヨナラの意味』のプロモーション活動や、既に発表されているイベントとなる。

また卒業日は、来年の橋本の誕生日にあたる2月20日とした。

芸能界からの引退に関しては、「一般社会で、普通の女性として生きていきたいと思います」とコメント。

引退後のことは、特に決まっていないようだ。

橋本は2011年8月に乃木坂46の第1期生としてグループに加入。

これまでのシングル全てでフロントメンバーを担当。

新曲『サヨナラの意味』では、初のセンターに起用されるなどグループの中心メンバーとして活躍していた。

昨年からは、ファッション雑誌『CanCam』（小学館）の専属モデルを務めるなど、まさに絶頂期の決断だった。

この発表を受け、「今の状況だったら普通はまだ卒業なんて考えない」と感じたリスナーも多かったようで、橋本が同ラジオ番組で自身の結婚観について触れていることもあり、「結婚説が濃厚」との憶測もあがっている。

中には、「卒業の半年から1年後あたりに結婚するだろう」と具体的な予測さえ立てられている。

一方で、絶頂の時期に卒業・引退という流れは、全て橋本の計算だったという声もあるようだ。

その裏には、芸能人とは思えない堅実で真っ当な目的があったという。

■「乃木坂46」は家族が生きるための仕事だった？

「乃木坂加入時に美大生だった橋本は、グループ応募理由が『ロケ弁が食べられるから』だったほど苦しい家庭環境で育っています。

芸能界で貰ったお金は、自身が通っていた大学の学費や弟の学費の支払い、さらには親の借金の返済のために使ったようです。全ての目標を達成したため、引退を決意したようです」（アイドルライター）

経済的事情を解消するためのアイドル活動だった橋本にとって、華やかな芸能界には全く未練がなかったようだ。

それ故に、スキャンダルに対する耐性もあまりなかったと関係者は語る。

「ネットでは高校時代のプリクラ写真が流出したほか、男性と大阪でデートしていたという疑惑も浮上するなど、数度スキャンダルの標的にもされています。さらに盗撮動画の流出被害に遭ったとも。橋本自身も覚悟はしていたんでしょうが、そのキャパシティーを遥かに越えてしまったのでしょう。引退は、こうした心労の積み重ねが負担になった可能性も高いです」（前出・ライター）

こうしたことからも早々に表舞台から退くことは、橋本の想定内だったのかもしれない。

しかし芸能界を引退しても、絶頂の時期での引退だ。

しばらくは好奇の目でさらされることとなるだろう。

こうしたストレスから解放されるためには、日本を離れるという選択肢も出てくる。

海外留学という“雲隠れ”も、こっそり企てているかもしれない。