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４月23日に放送がスタートしたドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』（フジテレビ系）の視聴率が、6.9%（ビデオリサーチ調べ・関東地区・以下同）だったことがわかった。

観月ありさ（40）主演のミステリードラマである同作は、同名の小説が原作となっており、過去にはコミックやアニメ化もされている人気作品だ。

しかし、ネット上では原作やアニメファンから早くも不満の声が噴出しているという。

その多くは「設定を変えすぎて、『櫻子さん』ではないドラマになっている」「明らかに櫻子さんと観月が役と合っていない」「『櫻子さん』の名前を使ってほしくない」といった批判的なコメントが寄せられているようだ。

元々書籍である小説やコミックの設定を、無理矢理変えてしまうことは今に始まったことではない。

こうした原作ファンとの軋轢が続いてしまうのは、制作サイドの“エゴ”も絡んでいると関係者は指摘する。

「実写ドラマを製作することは、原作の人気にあやかり、そのファンを取りこもうという目論みがあるのは確かです。しかし、毎回企画があがるたびに『ただ実写化するだけでは面白くない』という意見があがのも事実です。あれこれテレビ的な演出を脚色しようとするようですが、制作側の“作品に対する愛を感じない演出”に対して、原作ファンは怒りを露わにするようですね」（芸能関係者）

■爆死が続く“日9”の命はもうわずかか
映像化するにあたって多少の演出は必要不可欠なのだろうが、あまり過剰なテレビ的演出や設定変更は、ファンだけではなく原作者の怒りも買うことにもなりかねない。

また、「その溝が埋まらないままの状況が続いてしまうと、ＮＧを出す原作者が続出する可能性もある」と関係者は示唆している。

一方で、原作NG以前にそもそもこの“日9ドラマ”枠自体がなくなるのではないかという噂もあるという。

「同作が放送されている日9ドラマは、これまでも散々な視聴率を記録してきました。前クールに放送されていた小雪（40）主演の『大貧乏』も、平均視聴率が5.0％と大爆死、他の作品も泣かず飛ばずの状態が続いている。TBSの『日曜劇場』に対抗しようと思っていたものの、自滅が続き全く太刀打ちできない状態です。こうした状況のため、日9ドラマの廃止についても動きがあるようですね」（前出・芸能関係者）

フジテレビといえば、数々のヒット作を生み出した「月9」ドラマもいまでは低視聴率を連発している。

そこへきて「日9」もダメとなれば、フジテレビのドラマそのものにメスが入る日は近いのかもしれない。