富士署などは7日、無登録の高級車に正規に登録された車体番号などを取り付けていたとして、三島市川原ヶ谷、うなぎ店「桜家」経営鈴木潮(44)、
富士市今泉、自動車板金塗装業高橋智之(42)、静岡市清水区広瀬、自動車修理販売業林哲久(56)、
富士市厚原、建設作業員林洋介(26)の4容疑者を道路運送車両法違反の疑いで逮捕した。
調べによると、鈴木、高橋両容疑者は共謀し、2003年3~4月ごろ、高橋容疑者が経営する工場内で鈴木容疑者名義の高級外車から、
エンジンルームなどに取り付けてある車体番号が打刻されたプレートと、前後のナンバープレートを外し、鈴木容疑者が所有する無登録の同種の高級外車にそれぞれ取り付けた疑い。
また、4人は同4~12月、林洋介容疑者の国産高級車のプレートとナンバープレートを鈴木容疑者が保管する無登録の同種の国産高級車に取り付けた疑い。
林哲久容疑者は高級車の雑誌にたびたび紹介されるなどしており、車業界に精通していたと見られている。4人は「車検対策のため」などと容疑を認めているという。
同署の調べて、鈴木容疑者はナンバープレートがついていないフェラーリなどを10数台、林哲久容疑者もベンツなど30数台を所有。
同署などは、鈴木容疑者らがインターネットオークションなどの闇市場に出回る正規登録できない盗難車などを同様の手口で販売したり、
使用していた疑いがあるとみて余罪を追及している。
鈴木容疑者が経営する桜家は三島市広小路にある老舗うなぎ専門店。市観光協会によると、味もよく評判の店で、
首都圏からも客が来る超人気店だったという。同協会は「うなぎの街・三島を全国にPRしていただけに残念」と話していた。
[匿名さん]